広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

Yamane

広島県広島市中区三川町9-16
11:00~15:00、17:00~22:00
082-246-5950
定休日 水曜

オーナーが山根さんなのかもしれない。すなわち『Yamane』。どうでもいいが『YAMAHA』の語源は創業者の山葉さんである。で、このYamaneは中央通りにある『ラーメン横丁七福神』の一番奥手にあり、流川界隈で生きる御仁らからも静かな支持を集める。メニューは『汁なし担々麺』と『醤油豚骨ラーメン』だが、ここはすかさず前者に照射。ライスとともに求愛の意を伝える。麺はもちろんストレートだ。

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さて、七福神自体はできてから10年くらいになり、しばしば店舗が入れ替わりながら今に至る。それ以前は屋台村であったと記憶するが、そこはわざわざ触れんでもよろしかろう。ブーム的にも『汁なし~』を求める観光客が多いせいか、説明ガキ、いや説明書きはなかなか丁寧だ。私のようなド素人にとっても喜ばしい限りであり、どうあがいても道を外れる心配はなさそうな、一種の『生活指導』であるな。

と、見れば早くも『汁なし~』の登場である。

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見た目でそんなに差がつかないと思われる『汁なし~』も、この頃では各種試行が重ねられ、地味ながらも見た目における差別化がジワジワと浸透しつつある。そんな背景において、当店の印象は『丁寧』の一言に尽きる。大将が几帳面な性格なのかもしれんな。汁は少なめの『ややじっとり系』、ねぎとそぼろの個体単体がそれぞれ大型で、繊細さと屈強さの両立実現。それでも麺を隠し切れない『隙間の美学』で、言い換えれば俗に言うチラリズム。

そんなわけで定例の30回ルールを始動。接触の時に向け、中高生バリに加速を繰り返す。そして一口目!

%$#%!!???

これは・・。かつてない衝撃の無さである。辛さはほとんど感じられず、『汁なし~』の汁の香り・甘みがやんわりと包む和平。パンチを一切排したプレーンな状態である。見れば先ほどの説明書きには、『カスタマイズ~』との文言がある。当然ながらテーブルには各種調味料があるから、これで独自に調合せよとの指令だ。新入社員無人島訓練みたいで、自由度の高さが嬉しい。

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となると、まず最初のぶち込むのは私の中での中毒物質、山椒である。これがなければ事は始まらない。が、これは極小サジですくってふりかけるタイプであり、結構采配が難しい。とりあえず多めにふって様子を見るが・・。

みるみる舌がねじれてくる感触の復帰でボルテージ爆速。が、他店にあるような激するほどの辛さがない。見れば、当店は芝麻醤(チーマージャン)を控え、お店独自の『激辛エビ辣油』で辛さを調整するのだという。もちろんここでも自分自身で投入・配合の自由が与えられている。言い換えれば自己責任であるな。私などは控えめに投入するも、確かに辛みは増す。と、いつの間にかカウンター向こうより『ニンニク黒酢』が登場で、展開的にも物語のフィクサーである事が分かる。ここは天の導きに任せて一挙にぶちまけ!!

と、臭みと酸味と『濃いめの何か』の拡散で一挙に芳香が花開く。このフィクサーこそ主役をしのぐ珠玉の存在で、あえて例えるならばトム・ハーリック(※チャクリキの会長)。その上で魚粉やら『八角の甘ダレ』やらの選択肢もあるから、この展開はかなりの混沌にして雑踏。実際に何が何やらよくわからんが、結果的にうまいのである。

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この、プレーンからの組み立てはちょっとしたジャーニーであり、『汁なし~』の組み立ての舞台裏、生成プロセスを垣間見たようで新鮮である。実際のところ、激辛のパンチは、ファーストインパクトとしては必要だが、慣れてくれば無くても十分成立するのだと気づかされる。当店のように後から自分で調合して行けばよいのであって、ガキんちょの自然体験と同じで、とても有意義な教育課程であるな。

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後半になればもちろんライスを投入するのだが、見れば混ぜ飯用に別途タレの用意あり。なんちゅう選択の幅か!!ざっとまわしかけ、酢を投入。一挙に頬張れrば、ここも辛みは控えめで穏便にて芳醇。残園なのは温泉卵がないところで、あれによって最後の着地点を探るわが身としては一抹の寂しさが残った。

総論として、ここは玄人向け。市内県内の汁無しを食べ尽くし、明日からの生き方を模索している御仁にこそ推奨したい。パンチこそ無いが、ご自身の好みに仕上げられるプロセスこそエンタメ。自身のルーツを探る意味合いもあってなかなか有益であるな。あまりにハマりすぎる御仁などは『調教好き』の素性がバレるかもしれないので気をつけたほうがいいだろう。

独自性が高い上、観光客には丁寧に解説しながら接しているので、観光産業への貢献度は少なくない。無事食べ終えたのち、山根さんの生き様を拝みながら店を後にするのであった。

★8つ。

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ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
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ご意見番の声を聞け!

  1. 2016/7/22から 三川町の七福神に移転?戻ってきたらしいです。
    ひっそりと 戻ってきたらしく 知らない人が多そうなので こちらを借りてお知らせします。

  2. 移転して、昼に行きやすい距離になったので、ここぞとばかりに初訪問してきました。

    13時過ぎ。お客さんけっこう。お、これは期待。
    フロアは若い店員さんが一人で接客されてました。良くも悪くもフランクな印象。
    メニューはざっくり「ラーメン」と「担々麺」…のようです。奥歯にものが挟まったのも、とにかくメニューがとっちらかってる。
    メインのメニュー表には「汁なし担々麺」「新広島ラーメン×3種類」「激辛汁なし担々麺」(上段)「汁有り担々麺」「尾道ラーメン」(下段)、とどめに別紙で「やまねラーメン」。何がおすすめなのかさっぱりです。つーか、それぞれの違いを認識するのに私のキャパでは精一杯。ストレスMAXの社畜ナメんな。(泣)
    「確か汁なし担々麺が良かったような…」との記憶をたどり、その日の気分も確かに担々麺だし、種類も豊富だし。OK。決めた。迷わず「新広島ラーメン」を注文。あれ?

    何が「新」なのか?横の但し書きが「濃厚」?
    答えは、スープひとすすりで判明。
    あ、オレ こ こ 通 う わ 。←単純。

    いわゆる「豚骨醤油」なれども、コテコテに煮込み揚げた動物スープが流動体のごとくド濃厚ですよ。雰囲気的には「ばり嗎」のばり濃スープですね。このスープ、むちゃくちゃ好みです。
    具材も旨い。チャーシュー柔らか香ばしい。モヤシが麺にも勝る食い応え。海苔も個人的には好きなのでラッキー。
    別途チャーシュー飯も頼みましたがこれも素敵。マヨかけてあるのは好き嫌いが分かれそうですが、私は全然OK。

    この様子なら他のも期待できそうです。
    あ、激辛の担々麺はハバネロらしいので注意かもしれません。

    1. 「本日こそは担々麺!」と固く心に決め、勢い勇んで2回目の訪問ブッこきました。

      メニュー、相変わらずとっちらかってますが今日は大丈夫。心に決めた担々麺を…あれ?なんかさらに増えてる?別ペラで、「期間限定第2段 背脂どとんこつラーメン」?とか何とか。
      いやいや関係ない。担々麺を食うべく仕上げてきた私の腹は、迷うことなく有言実行の注文!フンすっ!

      3分後。
      無事「背脂どとんこつラーメン」到着。

      … あ れ ?
      まぁいいか。とりあえず訳もわからずろくすっぽ説明文も読まずに注文したわけで、どんなもんかワクワクの…
      期待感…
      を…
      なんぞコレ?おいおいまさかの○郎系かよ。

      麺の上に非常識にテンコモリにされた野菜…もとい「もやし」のみ。脇を固めるチャーシューと、若干のネギ。注文時に「ニンニク入れますか?」とまで聞かれるインスパイヤぶり。以上。
      「新広島ラーメン」から、シナチクも海苔も取り除かれてますよ。しかも、もやしはゆでただけの無味付け(もやし味付け用タレが別に付いてきますが)。うわぁ…
      スープは好み。でも、細切れの背脂が追加されてコク…というかそのまんま脂身テイストがダイレクト。ニントモカントモ。
      これはさすがに…半分で飽きました。なんでこんなのラインナップしたんでしょ?

      コイツに関しては、あまりオススメ出来ませんです。

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