広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

寿々女(すずめ)

寿々女 中華そば
広島県広島市中区舟入幸町18-8
082-293-9500
11:30~18:30
定休日:毎月14日,日曜日

舟入にひっそりとオープンしていたらしい。その名も寿々女(すずめ)

1年前(2015年春)に閉店し、多くのファンを落涙させたかの名店『すずめ』の正統後継店っぽい立ち位置になるというが、大々的な告知もせず、気がつけばそこにあるという演出は心憎い。前も書いたが『お、お前・・。生きていたのか!』の戦術は『ユリア』。多くの御仁が胸躍る躍動感を覚えたのではなかろうか?

すずめ閉店後、『ことり』や『めじろ』など、後継候補が続いて立ち上がったわけだが、当『寿々女』こそ本命であるとの声は強いらしい。状況はほとんど『王位継承争奪戦』であり、見方を変えれば『信長後』とも言える様相であるな。

店に入れば近代的な内装で、ここにかつての郷愁なくなった。イントロで突如『整理券』に直面するスリリングな展開なくなったわけだが、これを良しとするか否かは各自の判断に委ねられよう。まあそんな所見はどうでも良い。さっそく注文させていただくこととする。選択肢は多くはない。ここは『中華そば』にてオーダー通すことと相成った!

と、早くも異変があった。すなわち整理券の登場である。

すずめ 整理券

この往年のアイテムによってここでの臨場感は急上昇となる。私などはド素人であるから、この時点で王位継承争奪戦の軍配はこちらに上がると確信してしまいそうであった。とは言えマリポーサ(分かる人には分かる)の例もあるから、事は最後まで見極めねばなるまい。

などと思っておれば本陣の到着である。

中華そば

これは往年の生き写しであるな。いや、店内がきれいなためか、かつてのセピアな感じが若干薄れた感もある。これはアナログをデジタルリマスタリングした結果と多少似ており、例えば真空管の(…以下省略)

寿々女のスープ

ガッと一口目を頂いた瞬間の質感は素晴らしいものであった・・。尖った部分は無く、かといって痩せこけたような貧相な要因は皆無で、押しすぎないふくよか香りと固めの実直なる細麺、そこにまとわりつくスープの質感とバランスはまさに円熟である。寿々女という字体から溶け出す控えめな妖艶さも手伝い、2016年の今で評するならば鈴木清香であるな。

このスープが以前とまったく同じものなのか、多少のマイナーチェンジが加えられたものなのかは私のような者には分かったものではない。が、広島における王道であり、面白みのない広島ラーメンにおいて『面白く無くてもいい』と思わせる、一部のお店だけが持つ風格、マイスターの境地がこれである。

チャーシュー

チャーシュー単体ではややパサつきのあるドライな仕立てで、ミディアムライトな全体像の中においても丁度良い立ち位置である。これぐらいの濃さだと逆にスープが引き立つのであろうか。

ここでスープをたしなめば、わずかな塩分の突出がある。これが太すぎないスープがカタ麺と調和するフックとなるのかもしれず、単に日々のアヤにすぎないかもしれんが、結果として全体のバランスは良好であるし、なめらかさの奥に野菜の風味が見え隠れさせるブレンドのさじ加減は古老の敏腕であった。

円熟だけに、展開にダイナミックさはない。が、序盤から終盤まで起伏のないまま飽きさせない品作りは秀逸そのものである。強いて言うなれば、個人的にはノスタルジーな空気が薄れてしまった点がいささか残念ではある。

王位継承争奪戦の行方は定かではないが、この路線が引き続き市内でひっそりと継承されていくのだからファンにとっては喜ばしかろう。スシローに長時間並んで待ちきれず、キレてこちらに流れ込む展開もありそうでなかなか興味深い。

星8〜9前後!

ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
投票数 64 , 得点平均: 6.22
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ご意見番の声を聞け!

  1. 北海道ラーメンはせ川にはもう行かれましたか??ここの味噌ラーメンは絶品です←ただし量が凄く多いですが、場所は西区のすずめの近くです。ここのレヴュー見たいです、味は私が太鼓判を付けます。是非行って見て下さい。

  2. ラーメンはすずめ系列では一番好きですね。
    ルーローハン、日本人向けにアレンジされてて、悪くないと思いますよ。一度は食べてみたらどうでしょう。

    全般的に上品にまとまってますね。

  3. 現時点で最も「すずめ」に近いと思いました。(小学生並の感想)

    噂はかねがね。「すずめ」関上さんの、お姉さんの旦那さんが開いたお店とのこと。
    思い立ったので、昼に初訪問いたしました。

    思ったより広い店舗入り口。旧市街方面から行くなら、舟入の市電通り沿いを走り、スシロー見えたとこ右折すると、すぐ目の前に見えました。
    13時過ぎで、先客1人、後客3人。客足も落ち着いたようですね。
    カウンターに着席すると、すぐに番号札が置かれました。ふむ、これで待ってればいい…のか?いや、ちょっと違うみたい。オープン当初は確か「中華そば」しかなかったからゆえ、注文しなくてもよいシステムだったはずなのですが…メニュー、増えてます。「チャーシュー麺」「辛いラーメン(名称失念)」、そして数量限定「ルーローハン」。ん~…こういうトコはシンプルに1品だけのが良かったなぁ。
    中華そば、そしてルーローハンを注文し、待つこと3分ほどのスピード提供。さて、どんなもんか。

    …うむ、言うまでもなく普通。ごく普通。
    そしてその「ごく普通」がぶちうまい。

    スープ。深みもこくも、確かに昔に味わった感覚。
    麺、同上。
    唯一、チャーシューは旧「すずめ」の方が上か。それでもうまさ上々。
    すすれば何の変哲もなく。ただただとんこつ醤油。とろみは少なめか…と考えはせているうちにどんどん飲み込まれていく。くそ…
    当然のように完食完飲。やられた…これは本家の魔力に近い…

    反面、ルーローハン、貴様はダメだ。
    そもそも「魯肉飯」てのは台湾の大衆料理。豚バラを細かく刻んで煮込んで飯にぶっかけるっつーもんですが…ちょっと八角使い過ぎちゃったね。独特の風味がてんこ盛りで、つらいい人にはつらい。ご飯にかけてある具も少なすぎ。煮込み足りなくて肉がごりごりだし。白飯の方がましじゃね?

    ラーメンは好きです。個人的には万全でした。
    メニューは1品のみに戻した方が好きです。

    1. 「寿々女」本日初訪問。

      13:30くらいに到着し、さて駐車場は・・・
      取り敢えず店の前のスペースに横付け駐車し入店。
      どうやら停めてもOKらしい。

      メニューは・・・と。
      某魚類さんの情報通りで、辛いのがこれか~。
      ルーローハンは×って事なので中華そばのみを注文。

      スープ:多少とろみ有りのとんこつ醤油で芳醇美味
      麺:一般的な「かため」より少し柔くらいで味も良好
      もやし:茹で加減文句なし
      ねぎ:標準
      チャーシュー:標準よりやや上(サイズは小さめながら量はそこそこ)

      なかなか美味しかったです。
      中華そばの大盛りがないので「ごはん」か「おむすび」があれば良いと思ったのが率直な意見。
      来店時は私のみでしたが、店を出る時は5人に増えていました。
      着々とファンを増やしつつありますね。

      期間限定の「紅辛(べにから)そば」を貼っておきます。

貴殿の声を聞かせてくれ!

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