広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

麺匠 黒春晴

黒春晴
広島県広島市中区堀川町1-7
月~木 11:00~15:00 18:00~翌6:00
金・土 11:00~15:00 18:00~翌7:00

夜の街はVRをも凌駕するファンタジーである。美酒は人を迷わせ、横綱すらも酒乱に豹変し、やがては人生を狂わせる。美女軍団においては嘘と欲望こそ底抜けであり、気がつけばゼロの数が一つ増えている驚愕だけが数少ない真実である。・・と本日も足取り怪しく深夜の歓楽街を陥落寸前で彷徨っておれば・・。あるではないか。すなわち黒晴 。以前姉妹店のようなところに入った記憶が急浮上し、ここでも吸い込まれるように、いや実際に吸い込まれていったのである。

入れば右か左に券売機があったが、そのあたりの描写の信憑性などどうでもよろしかろう。ここは記憶が確かであるならば『濃厚焦がしニンニク鶏白湯そば』を全力でプッシュし、マスターと思しき御仁に託すのであった。

・・それにしても、21時頃までそれなりに揃っていた福沢軍団が、今は一人も残っていないのはどうした事か? 財布に穴でも空いているのであろうか?それとも福沢自体がバーチャルな存在で、実際には最初から存在していなかったのではなかろうか? 「春の夜の夢の如し」とはこの事で、このようにして平家も滅びていったのであろう。

と、白目を開けば残された真実がそこにあった!

濃厚焦がしニンニク鶏白湯そば

濃厚焦がしニンニク鶏白湯そば。この、見ただけで底なし沼の粘力を感じさせる、液体惑星のような圧力こそ深夜の罠。早速飛び込ませていただく。

すわ!一発目でズブズブである。深夜の敗残兵に向けて狙いすました濃度と塩加減は見事という他ない。麺などはヤワ目で、シラフであればおそらくは物足りん領域だが、この適度なぬめりと、デイタイムであればしょっぱいと感じる寸前の塩分は肉体労働者向けのベクトルか。80年代で言えばエ○トピアのようなもので、特定のターゲットに対しては真髄を強打する撃鉄となる。

おそらくは直近の数時間で体内から流出したであろう重要な成分たちがこの品の中に秘められているに違いない。アスリートが塩分を欲するが如く、私なども塩を求め、煮干しを求め、海の底に沈み込んだロマンを必死でかき集めているのであろう。

実際にニンニクを感じたかどうかは定かではない。適度なドロっと感と塩加減がただただ最良であり、チャーシューの味すら全く記憶にないという臨界すれすれのロマン主義。原始の海洋はおそらくはこのような世界であったに違いない。

途中で山のある展開があったわけでもないが、平坦さは感じず、ただただ体内に染み込んでいく慈愛を感ずるのみであった。

この店にシラフで来てもおそらくは楽しめまい。中四国最大の歓楽街で欲に溺れ、手悪さをし、翻弄され、得るモノと失うモノの均衡が明らかに崩壊した後、どう計算しても福沢さんの人数が合わない不可思議さに「またか!」と唸りつつ、それでも生きる喜びを噛みしめたい気分の時など、最高の食体験となるであろう。

星9前後

ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
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