広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

霧切谷

とんこつラーメン
広島県安芸高田市八千代町向山316-26
0826-52-3450
その他詳細は現地にて

立ち込める霧をかき分けるようにアクセルを踏み込む矢先、ふと目に飛び込んでくるのがこの店である。すなわち霧切谷。読み方は定かではない。この辺りはスピードが乗ってくるところであるから、存在自体は長く知っていても、実際に足を踏み入れる御仁は限られているのではなかろうか?そんな準秘境に偶然にも足を踏み入れた本日こそ吉日。濃霧が旅情を醸す中、無事に踏み込むことと相成ったのである。

入ってみれば往年の定食屋の定番というか、幅広いレパートリーで守備範囲はひろい。こういう場合、広く浅くというのが当然の芸風であろうから、ここはシビアな追求は控え、丸い心で味わいを深めさせていただくしかない。無難な選択にて『とんこつらーめん』に的を絞ることとする。

霧切谷

それにしても本日は霧が深い。こういう時こそ人の温かみが身に染みるもので、山林が大半を占める我が国は古来よりこのような人恋しさの上に調和の文化を極めてきたのであろう。

霧がドアの隙間から染み込んできそうで、こういう心細さと人恋しさが募ることで「間違い」が生ずるのも男女の間柄というもの・・。などと脱線しておれば届いたではないか。とんこつらーめん。

霧切谷とんこつラーメン

風貌は王道というか、ゴマをふればうまかっちゃんにも通づる大分/熊本寄りか。早速肌を触れ合わせていただくとする。

・・はて、これははたして豚骨であろうか?

というほどにインパクトは弱めだが、逆に人情があってよろしい。クリーミーというには密度が足りないが、こういう危うさもこの立地においては親しみとなる。妙に自家製っぽい、近所の食堂っぽさは三丁目の夕日。麺は柔らかめで、ラーメンが今の世のように極め尽くされる前の、B級ど真ん中の頃を思い出させてくれる家庭っぽさが暖かい。バランスという意味では、麺もスープもかなりいい線の調和をきたす。

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紅生姜においては人工建造物そのものであるが、ここではシナチクにおいても人工的な突出が目立つ。村の調和を乱すはみ出しものというところか。

この流れで厚めのチャーシューに到達。一挙にかぶりつけば、ここでは塩分がオーバー気味であるが、あえてこのトガり具合を好む御仁は少なくないであろう。五百円くらい追加してチャーシュー大量にブッ込みたい気持ちが溢れ出したとしても決して恥ずかしがることはないのである。
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そしてあれよあれよと麺もスープも少なくなり、気がつけばなんと無く完食しているという、山も谷も少なめの、ある意味地方議会のような平和的な流れで終焉となった。全体的に溺愛、いや出来合いっぽさは拭えないものの、やはり80年代以前を思い出させる人の温かみが目頭を滲ませる。社会全体が混迷を極め、五里霧中でもがいている御仁などは、一度ここまで足を運んで存分に喰らってみるのもよろしかろう。本物の霧に包まれることで新たなシナジーが活路を見出す可能性もゼロではない!

星5.5

ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
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