広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

長浜ラーメン

長浜ラーメン
広島県広島市中区流川町6-5
082-247-3282 18.00-4.00(日祝-3.00) 不定休

流川といえば長浜ラーメンである。もちろん博多屋の事ではない。テナントも古く、中心街にも関わらずどこか場末的な雰囲気が味であり、同時に表通りだからド素人でも臆せず入店できる設定こそオープンハートである。

店内は細く、着席と同時に即注文せずにはいられない、ある意味選択の袋小路。ここは即決で『長浜ラーメン』を注文。あとはブツの到着を待ちわびるのみとなった。

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・・酒が入れば物理学の通用しない世界へと通ずるのが人であり漢である。それは精神世界かもしれんし、並行次元の別宇宙かもしれん。ともあれ体感(流川時間)でだいたい3分くらい。意識の混濁から抜け出した瞬間! それは既に目の前にあった・・。早くも鼻腔をくすぐる刺激臭に期待値を膨らませ、一挙に手をつける!!

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『うップ・・。くっさ』

これである。カッ!!と鼻を突き刺す『かんすい』の刺激臭こそ激烈であり、原型っぽい粗野な感じが大変よろしい。洗練と真反対にある原石ゴリゴリな全貌は古武士にして半落ち。ツェッペリンのロックみたいに、荒削りで雑味も多く、現代しか知らない感覚からすれば物足りなさが先行するが、往年のハートと流川の地域情勢を加味すれば、これは古豪にして古老。交差点にどデカイ看板を掲げるだけのことはある。

この刺激臭と豚骨の臭みによって食は序盤から加速し、博多王道の細麺はグイグイと吸い上げられ、消えていく。個人的にはもう少し硬派なハリガネくらいの芯が欲しいが、そこは言うまい。白く濁ったスープはその名の通り博多系。それ自体にそこまでの厚みはなく、一風堂などと比べると雑な部類かもしれんが、むしろそこが屋台っぽい昔気質の風味であろう。

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チャーシューは博多っぽくも、どこかしなびた感があり、良質ではないが逆に土着っぽくて良い。薄めなので時間帯によっては『もっともっと』の欲望が噴霧。チャーシュー麺誘導への強力な布石であるな。

ネギがごっそり乗っているのでこれを噛み進めていけば、どことなく体に優しいような気分になり、濃すぎないスープとともに実は計算された『控えめさ』があるのではないかと気付く。実際のところ、硬派でコテコテの博多をここで再現するのは医学的に見ても『兵器』だし、最悪の場合お店が汚れてしまうから、長年にわたる営業で得た丁度良い落としどころが実はこのあたりなのかもしれん。

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基本シンプルな組み立てで以後の特別な展開は無く、とは言え、場所と時間を考えれば十分に親切な料金設定で一定の満足への導きとなる。博多だし、スープは飲み干すべくもなし。冷や水を一杯いただき、さっさと店を後にするのであった。

実際のところ、本場の長浜と比べてこれがどうなのかという点については何とも評し難い。そこに踏み込めば神学論争に発展し、誰も得することなく、双方痛み分けで終わってしまうだろう。よって総論として、お店全体として味わい深いB級の雄。昔日のセピアな感覚を今尚残す、昭和の落とし子として締めくくるのがよろしかろう。新しく洗練されたお店が増える事で、ますますこのお店の存在価値は高まるのではなかろうか?

星6.5


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ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
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ご意見番の声を聞け!

  1. 見た目は元祖長浜屋にも見えるが・・・・
    やはり、ゴマと紅ショウガの情報が欲しい。
    博多転勤に長浜にすんだでいた頃、初日からラーメンを食べてホームシックにかかった。仕方なしに食っていた元祖長浜だが、癖になり360日/年通った(正月休みに禁断症状が発生する)
    中毒のポイントはやはり紅ショウガであることに気づく、ここはぜひとも紅ショウガの情報が欲しいものだ。

貴殿の声を聞かせてくれ!

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