広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

遊山

遊山
広島県広島市安佐北区狩留家町2404-1
11:00~15:00
16:00~18:30
定休日 火曜・毎月18日

とある情報スジも推奨する名店、『遊山』と書いて『ゆうざん』と読む。決して『ゆさん』ではない。『ゆうざん』と言われれば、海原雄山や藤田雄山などを思い起こすわけだが、店名の由来は人名ではないという。

周辺は水清く空気も澄み渡る白木エリアにて、既に文明の勢力下には無い。・・それは言いすぎだが、広島市内とは言え、このあたりでは一気に人家も減り、なかなか気持ちの良いエリアである。そんな中で店を構える当店は、場所の割りに知名度は抜群とも言える安佐北の雄である。

メニュー

夜間営業の無い当店は必然的にお昼時に攻め入るしかなく、ピークから時間をずらして来店するも依然として満席に近い。炎天下だから肉体は『塩ラーメン』を求めるのだが、ここは王道の『遊山(とんこつ醤油)』に挑む。

それにしても店内の活気とこのローカル具合はどうか。周辺数キロにラーメン屋はほとんどない(一応『ばり馬』はある)為、ほぼ市場独占状態であり、店内はリピーター&リピーターのヘビーローテーション状態と見る。人種不問、時代不問のこのオープンな空間はB級かつノスタルジーの極みであり、浮世の迷いからすぐにでも救い出してくれそうな包容力すら感じる。

遊山

と感心する間もなく、計測 1.49.9 『遊山』の登場である。オーダーが厨房に行くまで10秒、運んで来てくれるまで10秒と考えれば、実質1分30秒の仕事である。時間の流れはゆるやかだが、店主の回転は戦コマ並のものであるな。

見た目は王道ながらも超ローカルで、コメントの仕様がない。画像を白黒にしても違和感なさそうなくらいオールディーズな出で立ちと言える。

香りは薄く、表面にもギラギラした感は無い。食感も特筆すべき点は無く、基本的には市内の老舗系の印象と言える。全体がかなり丸く、個性を探すのが難しい部類と言えるかもしれない。かつて特製の麺を使用しているという噂を聞いたが、今回はややほぐれておらず、若干の粉っぽさも残留。忙しい時の田舎のお店にありがちな展開ではあるが、逆に言えば『マニュアル至上主義』ではないからこそ浮上する『あや』とも表現できる。出来としてはマイナスかもしれないが、当店においては人間味とか暖かさとか、そういう好意的な受け止め方に至る。この穏やかな精神状態は地域の空気感も含めたお店の雰囲気による導きであろう。

チャーシュー

チャーシューは、これまた特筆すべき点が見つけづらい中道右派で、まぁ美味いからそれでいい。スープもあっさりでクドさがなく、とんこつよりも醤油と鶏ガラに首座を譲った感のある精進系。このあたりの質素な振る舞いは店主の人柄によるものか。舌で何度も転がすが、特に奥深き何かにたどりつくわけでもない。が、トゲが無いのですぐ次の一口にコマが進むスムーズな進行で、あれよと食が展開していく次第だ。

ねぎ

ネギにいたっては、もうコメントする部分もないのだが、すぐ裏の畑で取ってきたばかりのような錯覚を覚えさせる地域マジック。ずっと昔『ネギを食べれば頭が良くなる』という迷信があったが、それさえも真実のように感じられる純真な心を取り戻せそうだ。

麺とスープ

結局サプライズは無いながらも、アウェイの疎外感を一切感ずる事なくスープも最後まで律儀に頂くことで閉幕となる。カウンター席からは見えないのだが、店主の親父さんは剛直系ながらもなかなか人懐っこい御仁のようで、これもヘビーローテーションが絶えない理由の一つかもしれん。メニューも色々チャレンジしているようなので、しばしば訪れたいホットスポットとなり得る。

ちなみに店のまん前は『狩留家』のバス停で、平日でも1日に6本程度しか運行のない秘境系交通網が熱い。芸備線の『狩留家』駅からも近く、ここはあえてJRで訪れることで一気にドラマ性が華開きそうだ。味よりも、食としてのトータル体験に魅力。ド田舎系のラーメン屋はこれだからヤメられんわ。

★7つ。

外観

狩留家


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ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
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ご意見番の声を聞け!

  1. つけ麺 中の熱盛りで注文。
    熱盛りとスープ割は書いてはありませんが頼めばしてくれます。
    冬は熱盛りが良いですね、つけダレも全然冷めませんし。
    以前はつけ麺は敬遠していましたが、遊山のつけ麺を食べてから
    つけ麺好きになりました。ぜひ食べてみてください
    ただ価格がもう少し安ければ・・(並890円、中1010円、大1130円)

  2. 美味しいけど、食へのこだわりに欠ける。
    遊山ラーメンの麺は何だ、ありゃ?
    ぶちぶち千切れた麺が最後に残ってる。
    何回か足を運んだが、ついに冷凍ネギ的なベチャっとした青葱がのっかてた~
    それ以来、行くの止めました。
    あと、厨房に立つんなら髭を生やすのは不衛生じゃと思う。
    食を提供するこだわりに欠ける!

  3. 2年ぶりくらいに再訪。丁稚(お弟子さん?)が二人厨房にいた。ご主人は不在。のれん分けでもするのかな。
    2年前におでんの出汁のように感じたスープは今回はおいしくいただきました。あの時はスープが煮詰まっていたのだろうか。
    あんな僻地でいつも客が一杯なのはすごい。末永くいてほしい。

  4. 最近行ってないけど、この店大好き。
    店主?は色んなラーメンを研究してそうで、
    生真面目さが伝わります。

  5. 豚骨醤油ラーメンもおいしかったが、元気ラーメンが美味しかった。以前関西に住んでたんだが天理ラーメン又はさいかラーメンおもいだされる。ちなみに本場より美味しいようかんじた。

  6. みんなが言うほど美味しいだろうか?
    普通な気がします。
    わざわざ行くにはちょっと遠いな。

  7. ここの主人は東京帰り。意識してみるとなんとなく関東系の濃さがあるような…
    ほかの人も書き込んでるがここの特筆はやはりつけ麺。
    当時つけ麺と言えば広島風の辛い冷たいが当たり前だった時代に、「この立地」において関東風の旨い熱いを提供しだした先駆け。
    濃厚な旨みのつけ汁と中太麺の相性はさすがです。

    ちなみに、魚粉がはいるのは出汁の風味を強くするためと、麺に汁が絡みやすくするように、と、言うことらしいです。
    確かに好み、分かれますねあれ。

  8. 本日はつけ麺をたべました。のど越しの良い麺でつるつると入って行きますが、思ったより麺の量が
    多かったです。つけ出汁も味も香りも良かったですが、魚粉のざらざらが余分におもいました。
    どの店もつけ麺となるとどうして魚粉をそのまま投入するのでしょう。

  9. 昔の背脂があった 中華そば が美味しかった

    改良するたびに

    好みでなくなったのが残念

  10. 先日、数年ぶりに行って遊山を食べたのですが、スープがおでんの出汁ちっくな味でした。

  11. ホントにうまい遊山食べたかったら平日がお勧めだな。
    抜群にうまいあたり日がある。ブレがあるのは残念だが基本的にうまいので良く通ってる。
    連休とかはなぜかお魚の臭いがきつい割合が多いので並んで食べたわりにおいしくないと感じることがあるかもしれない。
    サービスのマーユもなかなかイケル。

  12. エリアは白木?とするのですか?
    そのほうがしっくりくるかもしれんけど
    一応、狩留家は旧高陽町ですので・・・

  13. ついに来たか、遊山
    電話もない遊山
    仕事の手帳を忘れて帰った店、遊山
    辺境の店、遊山
    ここはハンパなく美味い
    まあ一度喰ってみんさい
    本物じゃけえ

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