広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

辛唐家

辛唐家
広島県広島市西区楠木町3-3-1
http://karatohya.com/index.html
11時~15時
17時~23時
定休日:水曜夜

三篠のロイヤルホストから少し足を伸ばせば突如現れると言われる辛唐家。崇徳高校近辺に静かに店を構える広島つけ麺の店だ。似たような名前が多いので一見系列店のような錯覚を覚えるが、そうでもないらしい。というか、むしろ系列となる店を募っている状態のようだ。

店内は中心部の店舗に比べても広めで適度な席間が良好。汁が飛び散る過ちも大いに許容されそうでド素人に寛容な設計と言えるだろう。メニューをざっと見ればトッピングはいくつか存在するも、選択肢は時に迷いとなって道を誤る。ここはド・ノーマル×辛さも普通の1にて道を開く。

 

さて、世間に広くつけ麺が喧伝され始めたのは90年代末。県民は誰も知らないのに『名物』としてコンビニなどで商品化され、首都圏などでもメディアで紹介されて知名度を叩き上げたという。そんなデビュー当初、つけ麺=激辛であった。飛び道具とセットで普及をはかったのだろうが、ひととおり認知を得た現代となっては店舗ごとの差別化こそが生き残りのカギである。で、当店のウリはヘルシー素材であるらしく、地産地消で安全素材にこだわるのだという。ジャンキー寄りとされる『ラーメン』というカテゴリーにおいては、実現へのハードルが有刺鉄線グルグルなわけだが、これが『つけ麺』となると現実味は大いに増すということか。健康美への道も開けそうな淡い期待とともに、計測:6.6.06  辛唐家のつけ麺が登場となった。

辛唐家のつけ麺

初対面は地味である。べっぴっんさん一歩手前の、合コンで最後まで残るけど悪くない、ある意味、『実は一番よかった』という立ち位置か。

早速箸をつけさせて頂くが・・。

第一印象。これはかなり平穏である。麺の具合は悪くなく、おそらくは万人向け。個人的にはパツンパツンが好みではあるが、当店においてはは冒険を避けて門戸を広く開放する路線と見る。

つけダレ

つけ麺の魂はつけダレに集約されるわけだが、こちらに至っても実に穏健。暴れ倒す暴君のような施政とは一線を画する良識の府。俗に言う『名店』においては、魚介が深く香ったり醤油の深みが程よいボディを形成していたりするのだが、当店においてはそこも尖った部分は見られず、バランスを重視した安定志向と見受けられる。

もちろん質が悪いのではなく、しいて言えば面白みがないから大衆性が低下しているといったところか。これはゴールデングローリーがブレイクする前のステファン・レコを駆逐した北の用心棒『ユルゲン・クルト』みたいなもので、大衆が騒ぐポイントがスルーされているかも知れない。

つけ麺

一時は一世を風靡した(ように見られた)つけ麺だが、昨今においては比較的低い位置で安定した印象がある。これは価格の高さやジャンキーな中毒性の低さが手淫、いや主因であると考える。そんな環境だから激辛路線ばかりが加速してしまうのは仕方のないところだろう。それを考えると、当店はあえてそういう流れに距離を置いて、もう一つの風潮であるヘルシーなスローフード市場に身を寄せたと言えそうだ。

チャーシュー

その流れでいただくチャーシューはあっさり淡白で、地産地消が本当ならば県内の豚のはずだが、そこは食べて違いがでるところではないので、チャイナマネーさえ絡んでいなければどちらでもいい。全体的に野菜モリモリで化学調味料の領域を感じさせないから、妊婦さんや病み上がりの御仁にとっては優しいのだろうが、普通に立ち寄って喰らうにはあと一歩のパンチが欲しいところではあった。

多分玄人試合なのだろうが、判定勝ちみたいな、どことなく興奮のやり場のない結末。ふと、独特の酸味甘味を自在に操る『流行屋』のオヤジの顔が浮かぶのであった。

★6つ。


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ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
投票数 39 , 得点平均: 6.10
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ご意見番の声を聞け!

  1. 味をどうこういう前に、この店の店主の接客は悪すぎる。
    アルバイトなら許せるが、店主がああいう態度では救いようがない。
    商売としてやる気がないのだろう。

    わざわざ店行ってお金払って、嫌な気分になり帰らないといけない。客はかわいそすぎる。
    あくまで味というのは、接客も込みで感じられるものではないか。

貴殿の声を聞かせてくれ!

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