広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

珍味

台湾ラーメン
広島県広島市中区千田町1丁目3-7
082-241-8321
11:30~14:00
17:30~23:00
定休日 日曜日

入り口に『珍味・台湾ラーメン 500円』と書いたデカいタペストリーがある。が、『珍味』とはどうやら店名らしい。いつの間にか存在するが、わりと最近できたお店だとの噂である。

当店は中華料理店のカテゴリーで、店内は狭いが厨房が完全に奥に独立してある為にカウンターに圧迫される心配が無い。店員は片言の日本語で、中華ながらもどことなくチェ・ホンマンの面影がある。もちろん台湾も半島もルーツは大陸にあるのだからこれは不自然な事ではない。

というわけでメニューを見ると、ランチメニューの中ではタンタン麺が輝くのだが、このリストの中には『台湾ラーメン(ノーマル)』の表記は無い。

千田町 珍味のランチメニュー

一方、壁のメニューを見ると、同じく『台湾ラーメン』は無いが、『激辛台湾ラーメン』というものはある。早くも情報錯綜で、これは表看板と店内のメニュー及び料金が全く異なる旧式の『見せ看板方式』を彷彿とさせる(大野町・夢の国など・・)。

珍味のメニュー

もちろん小額のラーメンで騙しなど心配するのも愚かなもので、ここは正面突破の『台湾ラーメン』にてオーダーを通す。これに対し、先ほどの店員さんは『タンワンワメンね』と返事を返してくれた。聞きようによっては『タンタン麺』にも聞き取れる、まことエキゾチックなオープニングと成った次第である。

…さて、厨房からは中国語の会話が軽やかに繰り出されているわけだが、上海周辺のアグレッシブなトーンではなく、もっと穏やかで素朴なイントネーションである。彼らの出自が実際に台湾なのかどうなのかは不明だが、どことなく南国情緒を漂わせながら、計測3.35.0 『台湾ラーメン』だろうと思われる品が到着となる。

台湾ラーメン

見ようによってはやはりタンタン麺だが、仮に意思の疎通をしくじった結果だとしても、それも導きというものである。

というわけで一口目。

唇に軽い爆撃を加えながら口中に広がる天竺スパイシーは中華料理そのものである。当たり前だが、日本のラーメンとは畑違いの、仮にB級以下であったとしても本格的な情緒をかもす異国のハートが健在である。広島で『台湾ラーメン』と言えば市役所前の『道元』だが、あちらは創作を極めた多重構造であったのに対し、こちらは地元の百姓さんらが昼飯で作っていそうなシンプルかつ骨太な素性がある。

ニラ

そもそもトッピングがニラと肉そぼろだけなので、変化もなければ山場も無い。ただひたすらピリ辛く、しかし箸が進んで止まらない感じは、ベトナム料理などとも共通するアジアン文化の華。決して激辛では無く、ひたすら麺を包んでチロチロと燃える芸風はド素人にも極めて優しい。

肉そぼろは特筆する点もなく、かといって粗悪品でもない。いい感じで麺の援護射撃を果たし、同時にニラのプレゼンスを高めているようだ。辛系の食は味覚が麻痺して何を喰らっても美味く感じるものだが、一方で若干退屈な感は否めない。と、見れば厨房からご主人(?)と子供が現れ、隣で昼食をとり始めるではないか。異国のファミリートークと厨房からの会話の応酬は現代版四面楚歌だが、もちろん先方に侵攻の意図は無く、日本で生活する中華系民族に共通する『親日の流れ』で穏やかに過ごしているようだ。

スープ

これはやはり異国情緒であり、店内もこぎれいだからそれなりにいい雰囲気で現地の食にありつけたわけで、ありがちながらもなかなか美味いものに感じるのであった。

結局汁は辛くて残ってしまったが、これは問答無用の食欲増進系で、このままビールとピータン、ハニートラップの勢いである(※もはや台湾ではないな)。で、聞けばやはりこれは『タンタン麺』ではなく『台湾ラーメン』だったようで、表に表記のあった通り500円ワンコインのサービスメニューであった。『激辛台湾ラーメン』は当たり前だがさらに辛さが増すとの事で、刺激物を求めてやまない御仁などは一目散にそれに突撃するのがよろしかろう。

店内も明るく雰囲気も良いので、中華料理屋として気軽に利用できそうな明るい予感。台湾漁民との柔軟な漁業協定締結にて、東アジア安全保障の基盤を強固に築いていけそうな、そんな前向きな気持ちに至るのであった。

★6つ。

外観

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ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
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