広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

燐蔵

燐蔵 汁なし担々麺
広島県広島市中区榎町5-17
11:30~14:00

十日市界隈で裏道に迷い込むともういけない。どこをどう歩いたか、ふと見ればあるではないか。すなわち燐蔵(りんぞう)。憐れみのリンではなく、元素記号Pのリンのようである。科学的根拠はよく分からんが間宮林蔵とは関係なさそうであるな。入ってみればメニューは明快な一本押しで、ご飯と温泉卵のセットだと多少安くなるようだ。ここは問答無用でオーダーを通し抜く!

 

・・さて、モノが到着するまで世の動静について思いを馳せるわけだが、この頃では汁なし担々麺ブームも落ち着き、もはや昔からあったような定番の存在へと昇華しつつある。よってここでは特に大きな期待はせず、しかしながら水準以上のものは出てくるであろうと勝手に期待値を高める。

そんな中、マツコと数分デブ専と両刀使い…、いや、待つ事数分でデンと登場したのがこれである。

汁なし

風貌はなかなかよろしい。「汁なし〜」というとキング軒などが定番すぎてデフォルトにイメージとして定着してしまいがちだが、近年は独自路線による亜種の開花が進み、どこに行ってもだいたいその店ならではの「たしなみ」に出会えるのであるな。早速混ぜ倒してのめり込ませていただく!

ウむ!

出だしはすこぶる平穏である。刺激は抑えられ、千枚通しで突き通す鋭角的な刺し込みは無い。麺のタッチもマイルドで、店名から連想しそうな強硬路線ではなく、穏健派による長期政権志向と見た。

となるとペースは加速気味で、気がつけば早くも卓上の山椒をゴリゴリと回しかけ、それでもまだ足りないから追加して味を整えるセルフプロモーション。そのうちじわじわと舌がねじれるような快楽が訪れ、未だ中毒から抜け切れずにいる我が身を清原とかASKAとか田代などと重ねてため息をつくのであるな。特に田代などは一時は「田代」というジャンルを築いたほどのもので、間違ってもああはなりたくないものである。

そんな流れで、ふとキクラゲの登場に小さな驚きを覚える。汁なしでこの展開はなかなか無い。このコリコリ&山椒の構築は地味で特にスペシャルなものでも無いのだが、今の所は前代未聞ですこぶるよろしい。キクラゲにだけ集中して山椒をぶっかけ「瞬間的に極楽浄土を垣間見る」ニッチな楽しみ方もありそうで、いや、一部の玄人らは既に浄土への往来を日々楽しんでいる可能性すらあり得るのだ。

それ以外の点において特筆すべき点は無いのだが、こうなればやはりライスを投入で、卓上の酢やら黒酢みたいなのを放り込む。もちろん温泉卵も同伴である。すわ! ..と、ここでも特筆すべき点は見当たらないが、それはすなわち他店同様に一定水準に達しているという事でもある。

全体的にパンチが抑えられているぶん、差別化がなかなか難しいところではあるが、まさか「汁なし〜」が食べられると思っていなかったところで有り難くありつけたのだからここは感謝すべきであろう。比較としては近くに台湾由来の本格的な「汁なし〜」があるわけで、あちらが香辛料の調合を極めた薬膳系なのに対し、こちらはマイルドで飽きずに食べられる嬉しさがある。まあ中毒者からすればどちらでも同じかもしれんが、日常に変化をつける意味でも訪問先は複数あったほうがよろしかろう。

末長い発展を願う。

星7.5

ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
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