広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

流行屋並木通り店

流行屋のつけ麺
広島県広島市中区三川町3-12
082-245-8828
11:00~23:00
定休日無し らしい
閉店!! 引き際潔し

流行屋(はやりや)と言えば国泰寺、広島市役所裏に店をかまえる『広島つけ麺』の始祖だが、聞けば当店は2011年の12月1日に暖簾分けし、ここ並木通りにひっそりとデビューしたらしい。

カウンター内には女性が二人。南側の壁は一面ガラス張りで陽光がさんさんと降り注ぐ。薄暗くて風貌の怪しいあの親父が支配していた本店の面影は微塵も無い。

調度品は概ね安価なものばかりだが、女性ならではの視点でうまく配置・アレンジされており、ちょっとしたお洒落空間が出来上がっている。本日も先客は女性の二人組だったし、これは完全に別物だな。心地よい違和感の中にあの親父の風貌がフラッシュバックを繰り返す。

ちなみに本店の親父は本名を『沖田秀喜さん』というらしい。『広島つけ麺』を命名し、定着・普及させたと言われるリビングレジェンドだな。↓↓本店の親父

流行屋の沖田秀喜さん

で、当並木通り店だが、メニューは『つけ麺』一本絞りでわずかなトッピングが存在するのみ。一部のマニアが絶賛した本店の『麦飯』も消えてしまったようだが、コンセプトも客層も違うからまぁいいだろう。

とりあえず、無難に『並』の『1辛』でオーダーを通す。

流行屋のメニュー

それにしても明るい。目の前にはチョコレートがサービスとして置いてあるし、打ちっぱなしのコンクリートがありがちながらもモダンであり、差し込む陽光が超ポジティヴである。所詮人間はお天気で心変わりするものなのだ。しかも待合席の用意されたコミックはミスマッチながらも違和感の無い『ゴルゴ13』だし、本日は何かいいことがありそうで胸躍る。

つけダレ

さて、4分あたりでつけタレが出され、計測 5:51:6 『流行屋』のつけ麺が大壇上より登場となる。

つけ麺

予想通り風貌はだいぶブラッシュアップされており、並木通りにあって不足は無い。それでも国泰寺の面影は十分健在で微笑ましい。

 

(一応比較の為に本店のものもアップしておこう↓↓)
本店のつけ麺

さっそく麺から堪能するが、ハリコシあってパツパツと心地よい食感は元祖にはなかったもの。印象としてはばくだん屋にかなり近いが、茹で野菜の力強さは流行屋ならではで親父のDNAを感じさせるもの。

つけダレ

タレに関しては本店よりも辛みが抑えられており随分と食べやすい。暖簾や看板にも広島つけ麺とアピールしまくっているし、これは観光客含め顧客の裾野を広げる方針が明確なようだ。並木通りだし当然といえば当然だな。タレの表面がゴマで埋め尽くされているのは『ばくだん屋』っぽいところだが、フチの彩りなどはあきらかに『流行屋』のもので、大衆路線に舵を切りながらも親父の調合ここにありといった感だ。

チャーシュー

全体的に元祖のようなコアなコクやわずかな臭みは鳴りを潜めているのだが、ほのかな酸味と甘みは口当たりも良く、明るい店内とマッチしたポップな『食』である。ちなみにベースは昆布のようで、本店との違い/大衆性のカギはそこにありそうだ。一方で『赤酒(調理酒の一種)』で調合する秘技はしっかり踏襲されており、味の輪郭にかすかに残る甘みこそ『流行屋』の骨頂にして親父の催眠術の一環でもあった。

茹で野菜

総論として、元祖よりも無難な感があるが、雰囲気上々で女性子供が安心して入れる優良店舗である。時間帯にもよるのだろうが食べ終わった頃に緑茶を出してくれる心配りも嬉しいし、全般とにかく小綺麗だ。対応も明るく非常に気持ちの良い時間を提供していただいた。味だけで言えばやはり国泰寺の親父のものだが、知人に進めるならば当店だな。

立地的に少しでも客足が鈍れば一気に賃料が重圧となる危険をはらむが、夜間の客単価をあげる工夫で新たな一歩が見出せるのではないか?

思えば10年少し前はこんなところで女性が夜間営業するなど考えられないほど治安が悪化していた。それを思えばやはり都市は新陳代謝を繰り返し、新たな人材を育んでいくのであろう。

親父もいい仕事をしたもんだ。これで安心して逝けるな。

★8つ

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ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
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