広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

楽 小網町店

楽 汁なし担々麺
広島県広島市中区小網町7-1
11:30~14:30
18:00~
定休日 日曜日
082-294-6522

土橋界隈にふと現れている汁なし担々麺の専門店であるという。すなわち『楽』。ここの大元は焼き鳥のお店であるらしく、多角経営の一環か、ここ土橋、というか小網町に汁なし担々麺で勝負をかけることになったようである。

店内は狭いというかどこか窮屈な感があるが、それも店舗の味だと好意的に受け止めたい。メニューは他店と比べてどうということもないのだが、割りと細かい設定がききそうな印象であるな。

そんなわけで、ここは通例通り、並の2辛+小ライス+温泉卵にて快楽への第一歩を踏み出す!

さて、モノが登場となるまでの間にこの界隈について思いを巡らせるわけだが、店名にもなっている『小網町』は電停が狭い、というか道路スレスレの『日本らしくない』危うさが特徴である。この電停の歴史はかなり古く、大正のころにはもう電停があったというから100年選手である。『東は薬研堀、西は土橋』と言われた頃からの歴史を誇る。東京にも日本橋の近くに小網町があるが、だいたい名前の由来同じなのであろう。

そういう流れで、気がつけば土橋流(?)汁なし担々麺の登場となる。

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これはぱっと見、汁が多い。この多さに関しては國松の近縁であろうか??こういう芸風の場合、全力で混ぜ倒せば汁が飛び散る率は飛躍的に高まり、リーマンなどは午後からの商談時に悪影響を及ぼしかねない。よってここは力加減で汁をコントロールしながら最も効率の良い混ざり具合を自らの手で探し当てねばならない。その意味では脱初級~中級者向けのトライアルと評せよう。

私などはそれでも全力で混ぜ倒し、さっさと快楽の渦中へ飛び込むのが道理。早速いただく!

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うむ、パンチ控え目であるな。刺激物などは比較的抑制されており、汁の多さがそのままソフトな印象へと繋がっているようだ。が、刺激がない分、塩分の突出が目立ち、若干のバランスの悪さがある。というか、刺激を取った汁なし担々麺の素性があらわとなり、よく言われる『よくあんな塩っ辛いもの喰えるな!』のアンチらの批判が頭をよぎるのである。だからと言ってお店や『汁なし~』を否定するつもりなどは毛頭ない。快楽こそ人生の証であり、中毒こそ経済を牽引する一翼を担っているのである。暴論であるな。

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当店が異色であるのはザーサイである。これがライスではなく、汁なし本体に投入されており、歯ごたえがコリシャリして小気味好い。そしてこのわずかな酸味に他店にはない土臭さ、家庭っぽさがあって、妙に洗練されていない感が加速する。ザーサイにも水分があるためか、ここでも汁なしの密度が薄まり、全般の締めつけが弱まる。これがキング軒などの業界牽引役であれば疑問符も浮かぶのであるが、後発の小さなお店という点を考えれば、亜種としての存在意義につながり、評価の対象となりうる。

そんな中、山椒はじめ、各種調味料を投入するわけだが、店舗構造にやや難があるせいか、なかなか薬味の設置場所まで手が届かない。品々もそんなに質が良いものではなさそうな風貌であるが、既に家庭っぽさがお店の味である旨、心で理解しているからそんなにマイナスではない。

で、ここも通例に従って山椒を多め多めにブチ込むわけであるが、あまり量が出ず、またソフトな細引き路線のためか加味することによる『大化け』はない。あくまでベーシックの上の補助的な立ち位置であるようだ。それでも全般それなりに美味く、このままなんとなく道は進むわけで、気がつけばそろそろ温泉卵投入の時期へと至る。

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投入すればここは一気に違うステージへと到達。マイルドにして角のない安息。となればこのままライスを投入し、担々飯へと移行するしか道はあるまい。と、先ほどの調味料一群に戻るわけだが、ここにあるのは中国で市販されている家庭用香酢がそのままのパッケージで置いてあるだけで、これはもう大衆集食堂である。もちろんリアリティがあって、洗練されていない芸風があらわになっているからむしろ潔い。これをバッと回しかけ、その他あったものを逐次投入、足りなかったのでまた逐次投入。まるでインパール作戦ではないか。激辛辣油のようなものがあったので、これを入れれば別の展開が期待できたが、本日はこの辺りで打ち止めとし、振り返ればそれなりに美味しくいただけたのだから大いに満足して感謝せねばならん。

実際のところ、お店の接客やら笑顔、その他雰囲気などはとても明るく、好感度は高い。エリア的にも競合店が無く、ランチェスター戦略の観点からも望ましい。さらに言えばこの界隈の『汁なし難民』を救済しているとも言えるわけで、それなりに地域貢献度は高い。

芸風的にどこまで洗練させるかは対応が難しいところだろうが、生物多様性の観点からもこの地でのさらなる栄達を願うのみであった。

星6.5

ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
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ご意見番の声を聞け!

  1. 20年近く汁無し坦々麺食べていますが、ここのお店の特徴はテーブルの上にある色々な手作り調味料、自分で混ぜて手を加える。これがあるから楽しい。こちらのお店ホントに美味しい汁無し坦々麺です。

    そして今回、新メニューの鶏そば(600円)は鶏とエビのだしが旨い。メニューが増えて悩めることも楽しみになりました。

  2. 俺は口に合わなかった。
    まず一口目に来る人工油臭さが鼻をつき、正直吐き出したくなった…。

  3. ここの店の 汁なし坦々麺は 常連さんは 普通の食べ方とは 違う食べ方をする
    普通は 坦々麺 温玉 ご飯とか 注文し 坦々麺に 最後 白飯を入れて混ぜて食べるけど
    この店では 常連さんは あまりしない
    この店ならではの売り物である カリカリから揚げ飯(大)と 汁なし坦々麺のセット 800円を
    頼む人が 圧倒的に 多い 
    ご飯の カリカリから揚げが乗っている お店 「楽」 らしさが表れている

    坦々麺の中に カリカリから揚げめしを 入れて まぜない
    別々に 食べる  ほんとうに 結構うまい
    坦々麺は ゆでてあり 少し熱い 辛さを自分好みに注文し とにかく 混ぜる 
    混ぜる この店は 30回以上混ぜて食べる
    ちなみに 普通の辛さは 2辛 最高は MAX 
    みなさん注文は 2辛 か MAX 2つに1つと 言って過言ではない 中途半端は 少ない
    とにかく 食べればわかる うまい 
    全体的には 普通でがんす

  4. 転職してきて初めて食べた、汁なし担々麺の店。
    その時は雨宿りを兼ねて入った。
    塩っぱくて懲りたが、主さんのレビューを読んでまた行ってみようかと思った。

    ただ、思うが広島の汁なし担々麺はたんぱく質少なすぎだと思う。
    どうにも質素で高揚感が無い。
    温泉玉子はデフォルトで、また挽肉に加え、どかんと厚切りチャーシューとか載ってると
    テンション上がるのだが。
    また、残ったタレにご飯を入れるより、濃厚スープをいれて飲む方が良くない?
    ご飯は別に頼んでおいてさ。

貴殿の声を聞かせてくれ!

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