広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

北豊ラーメン

広島県豊田郡大崎上島町中野5571-4
11:00~14:00
17:00~20:30
0846-64-5580
不定休

山田洋次監督の直近作、東京家族といえば大崎上島である。そのロケ中に妻夫木が来たかどうかは定かではない。すなわち『北豊ラーメン』。かの徳森食堂の近くにあり見た目にもわかりやすいラーメン屋である。

北豊というだけあってメニューはもろに札幌で、醤油・塩・味噌の神器で選択権が付与される。が、多島美と海流を目の当たりにした今、塩以外の選択などあり得ない。ここは素直に塩ラーメン680円にて規定のルートに従う!
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ここは島だから時間の概念が本土とは異なる場合がある。であればラーメンもそれなりの理論値に従ってそれなりの時空を経て登場するものと思われたが・・。 見ればだいたい5分弱。遅延やたるみなどなく、定番通りの計測数値で塩ラーメンの登場となった。

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でかい器が男っぷり溢れる融資、いや勇姿。早速決戦に挑む。 ファーストコンタクトの率直な印象は・・。

美味い!

適度な塩っけがド・ストライクゾーンで、そこにさらっとした中麺がすり抜ける。この塩加減は推測するに、生理食塩水の濃度に近い。野生の肉食獣が野(もしくは海中)で味わうとすればこの数値、すなわち血潮である。海の近くの塩ラーメンだからどうしても思考が海水とリンクしてしまいがちであるが、実際には塩水イコール血肉であり、その延長上に数多魚介類が生存するのだ。

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麺はそっけなくも若干のプリプリを感じさせるたまご麺で、中華麺といえばそうだが、普通の文脈で考えればやはり札幌であるな。チャーシューは醤油を効かせた肉厚ジューシーテイストで脂身をがっつり含んだ肉食感が心地よい。柔らかくも、身が崩れるほどの煮込みではなく、塩の海中にあっては大型の孤島。これがチャーシュー麺であればかなりのボリュームであり、満足の粋を極めた孤島群となりうる。このチャーシューがなかなか奥深く、時にしいたけダシのような風味が見え隠れし、塩の中にあってさりげない余韻を残す。

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他にもワカメやらシナチクやらの定番が配役済みであるのだが、それらを包み込むスープこそ、バランス良くも一歩攻め込んだ名品。このベースであれば何を入れても成立しそうな懐の深さがあり、例えば流川の『らぁ麺國』のように、肉塊を派手にあしらっても大いに受け入れられそうな予感すらある。國に比べれば、こちらはクリアーの中に動植物及び海藻類のエッセンスがより濃く詰められているので、実際には今の形が最良なのかもしれん。

そういうことで、妻夫木が食べた可能性も完全には否定できない『塩ラーメン』は、予想を上回る出来栄えで、黄金の島の底力を見せつけるに十分であった。海水と空気もきれいだから余計説得力があって尚よろしいではないか!

星9


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ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
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