広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

ラーメン吾郎

ラーメン吾郎
広島市南区皆実町3-12-30
082-254-5909
11:00~14:00
17:30~21:00
店休日 水曜日
http://ramen-goro.com

皆(みんな)が実ると言われる皆実町の古豪、ラーメン吾郎に挑む。

当店が暖簾を構える宇品線は、飲食店というフィールドにおいては砂漠地帯と言っていい。昔ながらの個人商店が低空飛行で最後の滑空を継続しながら凌いできた最終ステージは、いわば経済大国の残光エリアである。この沿線上には魚介系の『こりく』や『来々亭』があるが、あの近辺は三叉路だし病院という超重要スポットが存在するおかげで、いわば小型の珊瑚礁的な活気がある。

その観点で見れば、何も拠り所もない当店は塹壕に取り残された野戦部隊のようなもので、孤軍奮闘しながらシノギを削る孤将。なんとなく哀愁があってドラマ性を感じるのは私だけではあるまい。

メニューは当然『中華そば』で、ここも地域の紳士協定に準拠した550円。

この系統のお店はだいたい提供時間が恐ろしく早いもので、他のメニューを観察しているうちにすぐ持ってくる・・

と思った矢先の計測1.35.1、ブツの登場である。

ラーメン

風貌は平凡以外のコメントは有り得ないところだが、香りに含まれるコクが大変そそる。早速頂くとしよう。

自家製だという細麺は超オールディーズで、口当たりは上等そのもの。スープとのマッチングも含め、全体的に古臭すぎてニヤニヤしてしまうほどで、しかしこれが円熟と言うか絶妙な濃淡のかけひきで相当美味い。とにかく地味な広島ラーメンの古参系列において、男性的な攻めの生き方によるものか、一撃離脱のアクセントがあって丸いながらもパンチは強い。

スープ

豚骨の臭みが適度に香る中、スープ表面には5mm程度の透明なゼラチン層があり、しかしこれはギトギト系ではないクリアーなもの。全体としても案外あっさりしていながらも実際にはなかなかの重量級であり、これは『佐藤優』風に言えば『ウオトカ(ウオッカの事)』の破壊力でシビれる。

ここのスープには野菜も重要な位置を占めているようで、濃くてもアッサリといった安定的な落としどころはまさに熟練の極み。麺との愛称がすこぶる良好で、これは惚れるな。

チャーシュー

チャーシューはジワっとやわらかく、老若男女からもっとも人気のあるであろう王道チューン。十分に染み渡った豚と醤油の芳香は、酒乱の二日酔いにトドメを指すであろう天然の爆薬。しかも結構なボリュームでこれは男の専売特許であるな。

当店はプラス250円でチャーシュー丼を出しており、このチャーシューが独壇状態で展開される様子は不況下とは思えない贅沢なもの。大将の太っ腹に頭が下がる。

ネギ

後半で生きてくる細もやしは細麺のアクセントになって両者のバランスが大変よろしい。スープ単品では塩分多可なものだが、疲れているときなどは抜群に効きそうな予感。盛られたネギもみずみずしく、印象は上々であった。

総論として、とにかく麺がいい。しかも高品質で同時に洗練されていない、旧世代の懐かしき美徳。密度は濃いがアッサリした芸風は、舌の表面ではなく奥のほうでじっとりと味わう類だろう。これは吉島の『海風堂』とは対照的な方向性と言えるが、同時に共通点が多く、つまりは両者ともしっかりと広島のルーツに根ざして切磋琢磨してきたという事だろう。馬場と猪木の関係みたいで面白いな。

★9こ

ラーメン吾郎 外観

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ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
投票数 79 , 得点平均: 6.42
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ご意見番の声を聞け!

  1. 「ゆめタウン広島」ド真ん前というロケーションが、吉なのか凶なのか…
    ここらだと、メシはだいたいフードコートで済ましちまいますです。かくいう私も初訪問。気にはなってたんですけどね。

    引き戸を開けると、こぢんまりとした店内。右にカウンター5席くらい?と、左にはテーブル席が3つ。入り口すぐのカウンタにはおでんコーナーがあったので、カウンタ席の真ん中当たりに陣取りました。
    「初回はノーマル」がポリシーゆえ、とりあえず「中華そば」…の、叉焼飯セットを注文。550+250=800円也。
    セルフの水をくんで、さぁてどんなラーメンが現れ「おまちどうさま~」って提供早っ!2分かかってないわよ!まぁいいけど!むしろありがたい!

    で、ラーメン。
    見た目、普通の広島ラーメンですね。その風貌から味を想像し、要するにとんこつ醤油のオイリーなヤツ的な?そこからどんな差異があるのかなーとスープを一口ズズズズッ!

     仰
     天
     !

    うまっ!旨いわ!予想を真反対に裏切られちゃったわいわいわい!
    オイリーはオイリー。でもあっさり!すっきり!とんこつも醤油もなりを潜めて、まずブチ当たるのは爽快感!これ野菜スープのそれじゃね?
    てんこ盛りにされた細もやしの功績?とにかくスープが爽快!この風貌ならコッテリでも納得なのに、これは卑怯で反則で嬉しい不意打ちですわ~♪
    細麺ってのも憎い合わせ方ですね。これ、スコスコすすれる。うむ、スープ、麺、それぞれ旨くて、バランスも取れてる。完成度高し!
    チャーシューはパサパサ系かぁ…。好みの問題ですが、これはあまり…。決してまずくはないんですが。

    で、そのチャーシューが3枚乗っけられた叉焼飯。お母さんに「タレかけてありますので」と言われてたのに、何も考えずに追加の卓上タレかけちまったんで…ちぃと辛くなっちまった。自業自得。反省。
    タレかけなくても十分味付いてます。そしてご飯とであれば相性良いような感じです。
    個人的に嬉しかったのが、付け合わせのたくわんが分厚かったこと!たくわん好きーっ!←だからどうした。

    セットひとつで十分満腹。
    昼前の訪問でしたが、次々にお客さん訪れてらっしゃいました。知ってる人はやっぱ知ってるんですね。あたりまえですが。

    ところで、店に貼ってあるラーメン写真の丼には「ラーメン吾郎」、目の前の丼は「らーめん吾郎」。
    どっちが正しいのかしら?

  2. 非常に美味しかった!
    味は濃いめで、油膜が張ってるのに、アッサリで優しい味でした!
    細麺なので、ガッツリ食べたい方は中華そば大がお勧めです。
    この店の近辺では、個人的には1番美味しかったお店で、お勧めです。
    私は、中華そば550円とチャーシュウ丼250円で、大満足でした。

  3. 麺が旨い!少しこってり目のスープに上手く絡み、時折参戦して来る細モヤシとも相性抜群!
    チャーシューが少し硬めなのが残念{(-_-)}
    個人的な好みだが、バランスを崩してでもスープがもう少しこってりしてても良い。
    来来亭のスープと吾郎の麺がコラボしたら最高レベルのラーメンが出来上がるはず(^-^)/

  4. 一か月前に彼氏と二人で南区のラーメン屋で良い所は無いかと、このHPで調べてみて最寄ということもあり吾郎に決定。
    辛いもの好きな私はスタミナピリ辛ラーメンを、彼はチャーシューメンをいただきました。

    まずはスープを一口すすると、油断してたせいかむせました。
    でも、味は自分好みの超ドストライク。
    もやしが進みます。

    一口目で感動したのは来来亭のチャーシューメン以来です。
    最後まで飽きることなく食べれました。

    また行きたいです。

    今度は水餃子もいただきたいです。

  5. 本日、お店に伺いました。
    これぞ広島風と言わんばかりのオーソドックスな中華そば。
    安心して最後までスルッと最後まで食べられました。
    それに対して、辛味とゴマの風味が食欲をそそるスープのピリカララーメン。
    サイコロ状にカットした豚肉が斬新であり、見た目に存在感を失いつつありながらも、口の中で主張する計算高さが、らーめん吾郎の覚悟の象徴であろう。
    美味しかった。
    また行きます。

  6. 10‐15年前によく行っていました。懐かしい…。
    親爺さん、かなり高齢だったけど代替わりしたのかな?

    アルデンテの細麺(博多だと『バリ堅』?)が好きでした。
    また、値段の割に量が多いのも嬉しかったです。
    スープのは好みが分かれるようで、名古屋の友人は「塩辛い」と一言。(全部飲むからじゃ)
    なぜか「おでん」も置いてありました。(今はどうかな?)

    そういえば、当時の上司が、夜飲んだ後にこの店でおでん(とビール)を注文したところ
    「うちはラーメン屋です!」とおかみさんに一喝されたそうです。

貴殿の声を聞かせてくれ!

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