広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

デリカセロリ

デリカセロリ 汁なし担々面
広島県広島市中区大手町3-5-21
082-246-3209
11:30~13:30
18:00~22:00
定休日:土日祝

キング軒から徒歩数秒のところに位置し、じわじわジワジワと支持層を拡大してきた汁なし担々麺の隠れた名店、すなわちデリカセロリ。このお店が隠れキャラであり続ける所以の半分近くはこの店名が原因であろう。弁当と夜の居酒屋営業が主体のためか、昼間の汁なしタイムはわずかに2時間。本日はまことお日柄もよろしいものだから、ここは刹那のタイムアタックに全力で挑む。

立地としてはホテルと病院と墓場に囲まれ、誕生から死までを司る象徴的なエリア。その中核に『汁なし~』があるという設定はほとんどサブカルチャーであるな。店内は小さな町の居酒屋風で、『汁なし~』っぽくない設定がマイナーでいい。注文はもちろん汁なし担々麺とライス、温玉で、私などはこれ以外の選択など存じ上げない。オーダーを通した後はブツの到着まで指をくわえて妄想するしかあるまい。

メニュー表

と、ここで徐々に気になり始めるのが店内に流れる70〜80’sのアイドル曲だ。汁なし担々麺と往年のアイドルという組み合わせは斬新にして不可解であり、しかし音質はそれなりに良質だから気持ちの整理がつかない。そんな中で中森明菜だけはやはり歌唱力が秀でているから自然と気持ちが吐息色となる。

と、そこに突如ドン!

汁なし坦々面 ねぎ

デリカセロリの汁なし担々麺が登場となった。

これはすごい。ネギしか見えないではないか。この瞬間、吐息色のモヤモヤは瞬時に吹き飛び、何かを取り戻すかのごとく箸は高速回転へと唸りを上げる。と、さらに驚く事には汁が無い。汁なし担々麺とは言え、実際には少量の汁がたまっている事は市内のビジネスパーソンの大半が知るところであり、かのキング軒を始め、汁が無い汁なし担々麺は現存しないと誰もが思い始めていたはずである。が、ここはいわば業界のブラックスワンで、汁が無いどころか結構なボリュームの具材とネギ、そしてその隙間にチロチロと燃え盛るようなソウルレッドはどうした事か・・。これが仮にトウガラシであるとすれば、デフォルトでこんなに投入されている前例はまだ無い。地獄のマッドマックスである。

deli03

まあ私などは前例など興味が無いから25回くらい混ぜた段階でさっさとほおばるのみである。 麺は太めで若干ながらブヨった感のあるオーソドックス系。一瞬山椒の香りとわずかなしびれを感知した直後、ビシャァァっ!..落雷となる。

なんちゅう鋭角的な刺激であるか。あくまで他店比較でしかないが、これは針のむしろであるな。山椒と唐辛子の境界が曖昧だから、あたかも猛烈な山椒に強襲を受けたかのような錯覚に陥る。それでも旨み、味わいは十分で箸はどんどん進む進む。この段階で気づくのが大量のネギによる恩恵である。これはすなわち中和剤であるな。ハリケーンスレスレの刺激を吸収し、険しい道中に極楽を生じせしむ。その極楽の傘の下でようやく気がつくのが、ベースとしてある山椒の刺激、痺れ、香りと旨みであるな。

多くの汁なし担々麺において、唐辛子による辛さと山椒による辛さの隙間を埋めるために結構な塩分が投入され、全体として分厚さや満足感を表現することが多い。が、当店は割と塩分の突出を抑え、若干の隙間に余裕をもたせながらミッドレンジをカットしたような、どこかスッキリした感がある。

ここで山椒を追加で投入する時間帯なわけだが、一般店にあるような花椒ではなく、粗挽きの赤山椒、黒山椒ときた。武蔵坊で見た御仁も多いはずである。

↓武蔵坊
musashibou00

そんな流れでライスの登場である。今回はライス投入を待つまでもなく、ヒリヒリの麺と交互にいただくことで最良のマッチングとなる。米の炊き具合もなかなかよろしく、セルフという設定もまこと喜ばしい。そして温泉卵の高角度からの投入!

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これによって鉄火場がオアシスの一歩手前まで鎮静する。このマイルドさは天からの恵みであり、一口の冷水でギュオッとねじれる舌の痺れこそ中毒性の高さを意味する蠱惑。あとはちまちまと米粒を頂きながら気がつけばいつの間にやら閉店時間が目前となるのであった。

総論として、ここは料理、惣菜としての底力を強く感じる。大将は食材やらレパートリーの引き出しなど、相当な知識を有する御仁であるようだ。ネギをここまで生かす芸風もなかなか清々しいもので、味もいいしスリリングな立地、隠れキャラ的な立ち居地もおもしろい。今後もこの路線で城の堅持を願うのみ・・。

★9

ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
投票数 94 , 得点平均: 6.54
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ご意見番の声を聞け!

  1. 久しぶりの訪問となってしまいました。
    月~金の13:30までに訪問しなきゃならんとか、ハードル高すぎコンチクショーッ!

    いつものようにカウンターに体をねじ込み、いつものように「カレー担々」+「ご飯」を注文。…したまではいいけど、いざご飯を盛りに行くと?ん?違和感?
    …あらら。入るときは気づかなかったけど、入り口すぐにあった弁当コーナーが無くなってますわ。電子ジャーはあったけど。
    なんか席が増設されてました。電子ジャーすぐ側にカウンタ的省スペース席、その背後には大テーブルでの1室が。ここの混雑具合を考えると、ありがたき英断でございます。
    ※弁当コーナーは「吉島店舗に移動」されたそうです。

    味はいつもの激うまさ。冬でも汗だくになって完食するデブがここに。ちくしょう、馬鹿にしやがって…←被害妄想。

  2. デリセロ赤ラーメン

    汁なしの「ノーマル」と「カレー」を食べ続けていたら、ふと違うメニューを食べたくなります。
    そこで「赤ラーメン」をたまにたべるのですが、「肉うどん」がラーメンになった様な感じです。
    多少の辛み(ラー油)はありますが、そこまでではありません。
    「汁なし肉そば」の「汁あり辛いVer.」です。
    ベースのだしが「肉うどん」のそれなので意外性もあります。

    こちら「大盛り=1.5玉」が出来なくて「ダブル=2玉」になっちゃいます。
    お気を付け下さい。

    1. デリセロカレーラーメン

      メニューには確か無かったとおもうのですが、「カレーラーメン」ってのがあります。
      だしはきっと「赤ラーメン」の物と同じ?で、上にカレーとゆで卵が乗っております。
      このカレーは「汁なしカレー担々麺」と同じカレーなので美味。

      ふと思ったのですが「汁なし」と「ラーメン(そば)」の麺は違う麺だった様な・・・
      ちぢれとストレートの記憶があります。
      間違っていたらすみません。

      後、こちらも「大盛り=1.5玉」が出来なくて「ダブル=2玉」になっちゃいます。
      お気を付け下さい

      しかも・・・ごはんがセットになっておりますので、ダブルにしない方が賢明かと(笑)

      これから暑くなるので実食は秋から春の期間にお勧めします(笑)

      1. 遅ればせながら「カレーラーメン」食してまいりました。

        所用で会社をお休みした月曜日。相方と用件を済ませ、気づけば13時過ぎ。ふむ、ちょうどいいか、と訪問いたしました。
        到着。13:20という時間では、さすがに閑散としておりました。フッ、狙い通り!
        注文を取りに来た奥さんに、そっと「カレーラーメン、できますか?」と訪ねる→「できますよ~」と明るくお返事。メニューには無くとも万人に提供していただけるようですね。ありがたや。
        …ただ、ご飯付きなのに「ご飯もお願いします」って言っちゃったところが若輩者の過ち。トホホ…
        ここ初めての相方は「カレー担々麺0.5辛」をチョイス。さて…。

        3分ほどで登場。おー、まごう事なきカレー&ラーメンである。(あたりまえ)
        絶品のカレー、卵色の麺、そしてご飯。相性良すぎてこんなン笑いますわワハハハハ。相変わらず隙の無い構成。「旨いもの×旨いもの=すっげー旨いもの」の完璧方程式。うむ。
        そして申し上げよう。こちらでいただいた麺に順位を付けるなら、今のところ 最 下 位 です。
        ご説明申し上げます。他のメニューがムチャクチャわし好みゆえ、この絶品の麺ですら及ばないのです。そう考えれば担々麺スゲー…

        麺すする→残ったカレーにご飯ぶっ込む→天国。ゴチソウサマでした。

        そうそう、相方。辛いものが得意でないのですが、ここの0.5辛でもヒーヒー言ってましたよ。面白い。もとい。
        特にカレー担々麺は、カレー自体の辛みもプラスされるので、相方のように苦手な方はノーマル担々麺にした方が無難のようです。合掌。
        「すごく美味しいけど…厳しい…」(相方談)
        ノーマルではなく、わざとカレー担々麺の方を勧めたのは何を隠そう私です。フ。

  3. 居酒屋系の汁なし坦々麺は山椒が半端ないです。
    パンチあり!
    せめて、土曜日営業していれば・・・☝( ◠‿◠ )☝

  4. ほんと旨いっすね。麺以外惣菜全て旨いっす。すごい人気の理由がよーくわかります。

  5. ここは相当美味しい。結構な汁なし激戦区にありますが一番美味いです。

    個人的には3辛が好き

  6. 初回は夜に訪問、居酒屋やってた。
    日曜日昼、閉まってた。
    土曜日昼、閉まった扉の前で土日祝日が定休日と知った。

    やっぱ営業時間は事前に調べとかなきゃダメだなガハハハハ!(泣)

    という紆余曲折を経て、本日の昼にやっっっっっとの思いで食べてきましたとも汁なし担々麺!汁なし担々麺ンンンン!(感無量)
    13時前の訪問であったゆえ、すんなりと入店。店内は決して広くないもののきれいにまとまっており、非常に気持ちのよい空間でした。
    汁なし以外にも魅力的なラインナップが並ぶメニュー表。カレーうどんや肉うどん、肉ご飯?に赤ラーメン?目移りしそうではありましたが、まずは初志貫徹。汁なし!汁なし!
    カレー汁なしが旨いとの情報、ありがとうございます。大盛り2辛で注文完了。さてさて…

    出てきた第一印象は、レビューと同じ「ネギてんこ盛り」。ネギしか見えない。
    しかし注文はカレー。何らかのカレーが存在しているはず。おそらくこのネギの下にカレーソースを練り込んだタレがいやいやもしかしたら山椒パウダーとともにカレー粉のままさもありならん可能性としてはウンヌン…と思考を巡らせた意味が 全 く な い 事態が発生。
    写真参照。 ガ チ カ レ ー がおわしましてございました。
    麺混ぜるのに持ち上げて、スライスされた煮込みにんじんが持ち上がるとは予想外デス…しかも旨そうという…実際むっちゃ旨いという…

    汁なしにカレー風味が会うことは各所で実証済み(?)ではございますが、このガチカレー、むちゃくちゃ好みでした。カレーが旨い。旨い。それしか言いようがない。
    挽肉カレーのキーマっぽいアレが、いわゆる汁なし担々麺との風味コラボで合致してるわけですよ。あったようでなかったというか、あっても気づかないほど相性がよいというか。
    この味が醸し出されるのも、それぞれが半端ないレベルで旨いから。汁なし部分にのみ注目しても、山椒のしびれの中に全く不快にならない辛みが冴え、そんな強くない私が「はっ?たいしたことねーけど効いてるっちゃー効いてる辛みじゃん?」的な余裕をぶっこきながら後に 汗 の 大 洪 水 やらかすという始末。スゲー…
    終盤はご飯の別途注文を欲する脳みそを「ソースだけでも食いたいじゃん」と抑制し、完食。ありがとうございました。ごちそうさまでした。

    大盛り50円増しといううれしい価格設定。ご飯も50円で食い放題というもうなんつーか感謝しかない設定。何をどうしても満足できるという…やっぱスゲー。別メニューも挑戦したいです。
    ああ、惜しむらくは短い営業時間か…訪問難しいよなぁ…

    1. あまりに旨すぎて、カレー担々のヘビロテが止まりません。
      これではいけない!一念発起、とにかく違うメニューも味わうべく、本日突貫いたしました。

      迷ったあげく選んだのは「汁なし肉そば」。なんじゃらほい?と疑念を抱きながらも、この店なら間違いなしという思いに基づいて注文!
      お店のおかあさんに「美味しいよー」と後押しされながら期待すること2分、威風堂々登場したのは…ん?器も姿も汁無し担々と同じ?ネギに覆われた、あの見慣れた景色…。めくって出てくる麺も、担々と一緒ですか。黄色いちぢれ麺。
      じゃあ何が違う?
      …おうおう、持ち上がってまいりました。肉ですよ肉!煮込まれた感満載の薄切り肉が、赤い唐辛子の切れ端と共に持ち上がってきましたよ。
      この肉が、底に大量に投入されてましたよ。混ぜてみると、どこからともなく肉肉肉。こーりゃ旨そう!イタダキマスずずっ!

      うっし!想像通りのガッッッッツンうまっ!

      こってりと煮込まれた牛肉。かなり油は強めだけど、麺に合わせるバランスとしては十分。ええと、モスバーガーの「ライスバーガー焼肉」に使われてる肉に似てる食感です。
      これが大量に!大量に!幸せ!ただ幸せ!油が麺に絡んで、一気に口に流れ込む旨みと辛み!まぁ進む進む進む…。
      山椒は初期装備でないようで、おかあさん曰く「途中で備え付けの山椒をかけてもらうと二度おいしいよ!」とのこと。了解!
      2~3口食った時点で、この後のご飯の追加注文が確定。おそらく残る肉ソース、こりゃご飯に乗っけずなんとする!?

      麺の完食まで2分。即座に申し込み追いご飯。茶碗に盛って、そのままひっくり返して丼へ。混ぜて混ぜて混ぜて混ぜパクッ!←耐えられなかった。
      文句なし!想像通りのクソうまさ!こりゃセットだぁね。鉄板だ…。

      堪能。
      そしてこれで550円+50円=600円(ご飯おかわり自由)という驚愕の事実。ありがたや。
      こうなると、他のメニューも制覇したくなる誘惑。ククク…

  7. デリセロはカレー汁なし大盛+温玉で辛さは2が私の好み。

    ランチタイムはそこそこ早めに出ないと満員御礼です(汗)

    店内は狭いので譲り合いの精神が不可欠。

    夜は居酒屋に変身しますが、安価でボリューム満点。

    日本酒の品揃えも豊富。

    美人で愛想良いお母さんも人気の1つでしょう。

    余談ですが店の反対側にある「お好み焼きはぜや」もかなり美味しいです。

貴殿の声を聞かせてくれ!

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