広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

らーめん与壱

与壱ラーメン
広島県広島市西区三篠2丁目10-2
080-1914-2676
11:30~16:00
17:00~22:30
定休日 火曜日

再開発で一挙に垢抜けた横川駅前からガード下をくぐり、北上すること数分。周囲の景色がどんどん昭和にさかのぼってゆく先に、開業以来固定ファンを増やし続ける名店『与壱』がある。

外観は果てしなくしなびており、間口もかなり狭い。そんな店内に地元を始めとするファンがわずか7席のカウンター席を奪い合う、いや譲り合う地域密着型のお店だ。

カウンターは大将との距離がかなり近く、絶えず回転するお客に真摯に向き合う姿勢が、大変な臨場感を以って伝わってくる。いかつい風貌ながらもハキハキと威勢が良く、古生代からのDNAを受け継ぐラーメン野郎なのだろう。

早速、看板の『与壱ラーメン』を注文する。

メニュー

カウンターのまん前には、ゆでる前の麺や、ブロック状のチャーシューがゴソっと鎮座しており、ド素人の私に無言の禅問答を挑んでくるかのようだ。混雑ゆえか、オーダーから出来上がりまでの時間が多少長い。その間もお客は回転し続け、大将はハキハキと対応を続け、私はチャーシューとの禅問答に答えを見出せずに時を過ごすに至る。

…おそらく10分前後は待っただろうか?ようやく『与壱ラーメン』が到着する。

広島ラーメン 与壱

見た目はすこぶる地味だ。純粋な『広島ラーメン』好きならばたまらない純朴さに写るかもしれない。

口に含んだ第一印象としても『広島ラーメン』の系譜で、もやしが若干多いのが気になるが、優等な部類だ。が、古典的な広島系よりもとんこつの重量感がきわだっており、骨太感がみなぎっている。しかもチャーシューの肉質は、まるで猪肉であるかのごとく歯ごたえがあり、過激さの少ない広島風の中に強靭なアクセントを刻んでいる。同時にとんこつ臭ほとんど無く、なかなかマイルドな仕上がりだ。

チャーシュー

本来であれば、目の前に用意してあるニンニクなどを加えて、じkっくりと味の変化を楽しむのがよいのだが、何分店内が狭く、しかも後ろの通路を店員さんが何往復もするものだがら、じっくり吟味する余地は少ない。これがこの店の良さであり、しかし欠点でもあろう。少なくとも女性客がここになじむには、相当の根性もしくは免疫力を必要とするだろう。とは言え、本日も一人でのれんをくぐる女性客が既に2組おり、そこはお店の底力を見せ付けられたようで感服である。地元密着という点において、この超ローカルな大衆的環境は慣れれば親しみとして染み付いてくる、奥深き魅力でもあるのだろう。

 

広島ラーメンの特徴として、突破力に欠け、個性にとぼしい、という側面は否めない。そんな中で与壱は、なかなかいいポジションを得ているのではなかろうか?

『めちゃめちゃ美味い』という類ではないように感じられたが、食後一時間ほどたてば、不思議とまた会いたくなる、リピーター増産系の落ち着いた仕上げ方である。店舗の普遍的な外観といい、泥臭さといい、20世紀を築いてきた『保守派』たちが今後も末永く支持していきそうな、大衆オールドな余韻を残してくれたわ。

大将はまだ若いのに大した男だな。

★7つ。

外観

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ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
投票数 99 , 得点平均: 6.99
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貴殿に推奨したいお店はこれだ!

ご意見番の声を聞け!

  1. 来頼亭、上海総本店、天下一品とここ与一三篠店。この丼のデザインの店は旨い。ワシの四天王じゃ。

  2. 大寒波到来!
    ただでさえ動きたくないこんな日に、ラーメン食いたい病が発症するというよくある緊急事態発生。日曜日という閉店の多い曜日に、相方連れだっていろいろ巡りまわることになりました。
    いろんな店に振られながら、なんとか昼15時まで開けてくれてたこの店にたどり着く。初訪問バンザイ。

    14時すぎの時点で、店の外に三人の行列。このクソ寒い中に並ぶのは苦痛なれど、回転の早さを信じて最後尾へ。5分ほどで無事入店。あんま待たなくて良かったのは計算通りかしら。助かった…。
    相方はノーマルの「らーめん」、私はニンニクぶっ込みの「スタミナラーメン」てのをチョイス。
    ラーメンは客のロットごとに作るみたいで、私たちとほぼ同時に入った前の一人客のチャーシュー麺大盛りを作ってからの用意となりました。混雑時は待たされるかもしれませんね。

    スープ…うん、旨い。
    広島ラーメンのど真ん中から、やや優しさ寄りの味わいです。塩こしょうとか課長さんとか、そういう強い刺激物の味がしません。とても優しいベーススープが脂の膜に封じ込められ、熱いけれども気持ちのいい感覚がのどと鼻をくすぐってくれます。
    「スタミナ」に乗っかってるおろしニンニク、もちろん合うのですが、ここまで優しいとちょっと強すぎる感がありますね。「ニンニクは別皿でも提供できる」とありましたので、直接盛らない方がよりスープを楽しめたかも。反省。
    特筆すべきはこのチャーシュー。厨房が見える位置に座っており、その様子からぶっちゃけいやな予感しかしなかったのですが、大いに裏切られました。ぶち好み!
    バラ?いや、たぶん肩ロースじゃね?しっとりした歯ごたえをたずさえた、しっかり中までタレに浸かった絶品チャーシューじゃない!これ!これ好き!これなら「チャーメシ定食」にすれば良かったかも!

    ほぼ無意識で完食し、完全に意図的に完飲までしました。底が無地だったのは個人的に大変いただけませんがな!(憤慨)
    相方の感想も良好。うまいですわ、ここ。ん~、ごちそうさまでした。

    大将と、もう一人従業員の方の二人体制で、結構な混雑を回してらっしゃいました。お疲れ様です。
    ただ、だからこそ、あえて申し上げたい。
    片付けのための食器下げとか、ラーメン提供時とか…狭い店内で客の後ろを通っては「すいません」てどかせて丼のやりとりするの、ちょっと考えようか。オレ4回やられたぞ。
    できあがった自分たちの分のラーメン取ろうとしたら「あ、やりますから」って止められた。言ってくれればそのくらいやりますよ、と。ぶっちゃけその方が楽だし。

    忙しいときは客も使いましょう。(にっこり)

    1. 客同士が密集した店で客にスープなみなみタイプの丼取らせて何かあったら大惨事だろうに
      誰が責任取るの?容易にトラブル想像できるだろう?
      それを最初から回避する為に全責任を店側が負って最初から店員が配膳するんでしょうよ
      その証拠にスープもの以外は客が取るシステムだし。
      もう少し考えから文句言おうな。

  3. とっても美味しいです。
    店員さんも非常に愛想が良い!
    チャーメシ込で700円とは破格の値段では!?
    また来店します。

  4. 友人に連れられて、去年の春に初来店。
    数人で行ったので少々座席を占領してしまった感があった。4人以上で行く方は注意されたし。
    ラーメンはスタンダードで、分厚いチャーシューはかなりのアクセント。
    器の大きさの割に入っている量が多いので、初めて行かれる女性のかたは、大盛りにはしないほうが良いかも。

  5. ここ最近の一番のお気に入り。
    広島の老舗店に敬意を払いながらも「負けたくない」という若き御主人の思いが
    詰まった美味しい王道の広島豚骨醤油ラーメンだと思う。
    すっかりたいらげた丼の底に骨粉が残るぐらいじっくりと煮込まれたスープには
    しばらく経つとまた行きたくなる欲求を掻き立てられてしまう。

  6. 最近の特徴ある荒っぽい味の店に慣れ過ぎている方には物足りないかもしれないけど
    手抜きを感じさせない仕上がりは素晴らしい。
    スタンダードな広島ラーメンの限界点はこの店なのではないか。と思うほどに旨い!

  7. ここ大好き!
    ブレもほとんどないし、塩辛いと思ったことが一度もない。
    少々甘めだが、そこが自分好み。
    女性客が来ないようなコメントだが、若いネーちゃんから婆さんまで
    結構常連らしき女性客がいつもいるけどな。
    他のコメにもあったように週1では食べたいラーメン屋。
    なぜかまた行きたくなる。
    チャーメシに温玉もお勧めよ!

  8. 繊細で、大胆なラーメン。
    オーセンティックであり現代的なセンスは好ましい。
    うま過ぎず、週一で食べれる近所のラーメン屋といった佇まい。

貴殿の声を聞かせてくれ!

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