広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

よいち 大芝店

よいち大芝
広島県広島市西区大芝3丁目15-13
082-237-1755
11:30~深夜1:00
定休日:火曜日

横川エリアの人気店『与壱』の姉妹店舗、すなわち『よいち』。あちらが豚骨系の昔気質×男気の攻め口であったのに対し、当店では鶏ガラベースの組み立てで新航路を開拓中であるという。モルトを愛する人間であればついつい『余市』を思い浮かべてしまうものだが、まったくの別件だから勘違いしてはならない。さらには『よいち』で漢字変換すると『良い血』となるのは一体どういう事か・・!?。

余市

さて、通常であればデフォルトの『よいちラーメン』を頼みたいところだが、今年も熱波を伴う酷暑が危なすぎるから、ここは夏季定番の『こってりラーメン』にて槍を交える。

それにしてもこの界隈、旧54号沿いはラーメン屋が多い。当店からすぐ近所に『福和うち』が静かに営業しているのを始め、『八戒』が閉店に追い込まれた事件の重要参考人『我馬』、『』や『』、橋を北に渡ればミシュラン広島にも掲載された『一白』など、英傑や古傑が静かにしのぎを削る。祇園新道沿いにはない泥臭さが、ラーメン屋にとって生き残りやすい生態系を維持しているのかもしれん。

こってりラーメン

そんなラムサール的環境下の新興にあたる当店の有力品、『こってりラーメン』が遂にお目見えとなった。

見た目のコテコテ感はさすがに名前どおりであるな。器内の暴れっぷりは雑さと紙一重ながら、見方によっては扇情的で夏男のヤル気ホルモンが急流となって押し寄せそうだ。

パッと見で博多のような細麺は、食べてみてもやはり博多のような細麺で、しかし柔目に茹でてあって低加水ながらもソフトである。最初に口をつけた瞬間に、わずかに小魚由来の風味を感じたが、それは一瞬で吹き飛んだ。あとは濃厚なオイルと豚骨の風味によって覆われ、以後浮上してくる事はないのである。

スープ

鶏ガラベースという話だったが、とんこつラーメンのDNAが強めだ。それでも『みちまる』や『はりがね』のような強襲路線とは一線を画しており、濃厚ながらもマイルドに収める調和主義で広島の流れをわずかに残す。博多にありがちな塩っ辛さもなく、香りを残す醤油のバランスは醤油豚骨の名店と共通する薄口の美学。

で、『こってりラーメン』には背脂が加味されているのだが、これが花火と屋台の組み合わせのごとく、スープとの相性が大変よろしい。尾道ラーメンのように『なぜか入っている』ような背脂ではなく、コテコテ路線の主翼としての背脂であるから、染み出してくる獣臭さも真夏の喜びであり、異常気象にも十分に耐えうる基礎体力の原動となる。ときおりにんにくの風味が浮き沈みしているのは、この背脂から染み出したものか!?

ネギとスープ

チャーシューは運が悪かったのか細切れに近い部位であり、もちろん味は悪くはないがこのメンツの中にあっては平の構成員。こってり感を補強しながら細麺の補佐に徹する。となると、やはり麺とスープに再び焦点が合うわけで、この両者の組み合わせはなかなか見事なところであるな。

モヤシやチャーシュー

濃厚かつふくよかながらも喉がカラカラせず、そこまでクドくない感じはやはり鶏ガラによる穏健政策が活きているという事なのだろう。経験上、あとから内臓にしわ寄せがくるパターンには陥らない、心と身体に対しても優良なタイプであると見た。

当店はどういうわけか昼夜ぶっ通しで営業し、居酒屋メニューもわずかに提供する体力勝負のスタイルを張るが、身体を壊す事なく、長く続けて地域を繁栄させて頂きたいものである。

★8つ

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ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
投票数 189 , 得点平均: 6.89
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ご意見番の声を聞け!

  1. 与壱三篠店のファンとして、あの店長の弟子が切り盛りしているという大芝店への期待は正直高すぎた。
    どうせなら三篠店では食べられない味をと思い、食べたのは屋台しょうゆラーメン。別に不味くはないけど正直微妙、チェーン店レベル、塩分こそあるけどコクが無い。何となくで入ったラーメン屋でこれなら「まぁ悪くはないけど」くらいに思えたかもしれないけど、「よいち」を名乗ってこれではガッカリと言わざるをえない。

    そして意外にもラーメンの味はさて置き、本題はここから。
    何が1番ガッカリしたかって、店の営業方針というか飲食店としての精神性の部分。
    この部分が三篠店は本当に最高なんだけど、そこを1ミリ足りとも継いでない。
    まず、大して客も居なかったのに提供が相当遅かった。誇張抜きで三篠店の倍は待ったように思う。
    そこで若干の嫌な予感を感じたところで、いざ来たラーメンの味は上記の通り。それを首を傾げながら食していると、ここからが最悪…客と厨房筒抜けのあの状態で、配膳してたパートか奥さんか知らんが女性と調理担当してた店長とおぼしき男性がペチャクチャ業務とは無関係な普通の世間話で談笑。もうね、本当に本当に最悪です。ファミレスの高校生のバイトですかあなた達は?これは飲食店でよくある光景の「大将が常連さんと談笑」とかとは全く別種のものですからね。店員同士は完全にアウトです。
    あの時点で仮に味が良くても2度と行かないでしょう。

    さらに極め付けは、豚めしを注文してたんだけど
    来てみれば三篠店とは違ってマヨが掛かってない…こちらはそういう味で仕上げて来てるのかな?と思いそのまま食べたわけですけど(勿論味は微妙、そもそもチャーシューが三篠店より数段落ちるので)
    食後に何気に目の前にあったメニューを避けると、その裏の壁にポップが貼ってあり「豚めし鳥からめしにマヨネーズかけたい人は注文時に一言ください」的な文字が…もうね驚愕ですよ
    三篠店が常連で顔覚えられるまでは律儀に都度「マヨネーズかけますか?」と聞いてくれていただけに対比で余計にね
    こちらが初入店の人なら気にしなくとも、三篠店から流れてきた人には「店側の都合でオペレーションを省いてる」ようにしか映らんでしょうね。

    混雑時でも無いのに提供が遅い(三篠比)。
    客に丸聞こえなほどに行われる厨房での業務に無関係な談笑(三篠店関係なく飲食店サービス業として論外)。
    客に味の選択をさせない店側都合の業務省略(三篠店比)。
    以上3点、ラーメンの味云々を越えて気になりました。三篠店の味も飲食店としての在り方や店長さんの人柄も含めて大好きなので比較して余計にね。
    弟子だからと全てをトレースする必要も義務もないだろうけど、名店の弟子として受け継ぐべきものを何1つ継いでないように思う。

    再訪はありえません。

  2. 日曜日は開いてる店も少ないというのに、なぜにこうもラーメン食いたくなるのだろう。(知らんがな)
    しかも14時過ぎ。いよいよもって開いてない時間帯。う~む…
    相方と連れだって車で移動して、いろいろ振られて、行き着いたのは大柴。なんとか「営業中」の看板を掲げてたここの店頭駐車場に飛び込みました。
    あ、入店できはしましたが、その時間は14:51。看板はまだ出ていたものの「本来は14:45で昼の営業は終了」とのことです。今回は店のご厚意で許可をいただけました。
    初訪問。ありがたきかな。

    相方は普通の「ラーメン(とんこつしょうゆ)」、私は「屋台しょうゆラーメン」とやらを。「屋台」の方はスープ説明が無かったんですが、何が違うのかしら?
    …ああ、提供されてみれば差は歴然でした。濁ったスープと澄んだスープ。なるほどなるほど、「屋台」は豚骨ではない、と。鶏ガラかな?
    ま、いいや。早速実食。ズズズズズ…

    あ、目覚めた。ウッメ。

    醤油で旨いと思ったの久しぶりだわ。これ、旨い。よくできてる。
    しっかり取った鶏ガラ醤油(?)ベースに細麺。脂身少ないシコシコチャーシュー。もやしとシナチク。このバランス最高。口に運ぶたびに幸せbetされまくりです。
    特筆すべきはやっぱスープの力ですね。醤油が旨い。コクが旨い。素敵風味が特盛りです。
    唯一、胡椒の風味が強かったのが残念。個人的に提供時には香辛料系をかけないでほしいと思う今日この頃。これだけが1マイナス。
    相方の「ラーメン」、これも旨い。三篠と同じく優しさ方面に舵取りしたまろやか豚骨。しかし今日の気分的には「屋台」1確ですわ。ウマウマ。

    例によって無意識の完食と意識的な完飲でフィニッシュ。チッ、ここも丼の底が無地かよ…←無意味なこだわり。
    遅くにすいませんでした。大変堪能させていただきました。ごちそうさまでした。
    「人手不足で昼はできないんですけど、17:00からは餃子なんかのメニューやってますよ。よかったらまた来てくださいね」
    …再訪は、そう遠くなさそうです。フフ…

    1. 「味噌バター」いただきましたが…あんましピンと来なかったですね。
      ベースは鶏ガラの方で、そこに味噌をブレンドしてバターとコーンをトッピングされたものでした。相方の「屋台しょうゆラーメン」とスープを飲み比べてみても、ん~、「屋台」のできの良さが際立つ限りでした。
      コーントッピングもイマイチ。さすがに麺と絡むわけもなく、レンゲですくいながらいただくしかない歯がゆさ。
      麺とチャーシューが旨いだけに、ちょっと残念な結果になっちゃいました。

      個人的に、やっぱここのイチオシは「屋台」だなぁ。

  3. 昨日、以前から気になっていた、よいち大芝店にお邪魔しました。
    お昼チョイ前で、お店は程々の客入りで地域のラーメン屋さんという雰囲気でした。
    博多ラーメン風の細麺とコッテリスープの組み合わせは、広島では余り無いものですね。
    私には、スープの旨味があまり感じられず少し残念でしたが、丁寧に作られている事はわかるラーメンでした。

  4. 『八戒』が閉店に追い込まれた事件の重要参考人『我馬』???
    もう少し表現をご考慮された方が良いかと…

貴殿の声を聞かせてくれ!

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