広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

とんとん

とんとんのラーメン
広島県福山市昭和町10-11
084-925-3644
11:30~14:00 / 18:00~26:30
定休日:月曜

福山の昭和町界隈を漂流しておると、ふと視界に飛び込んで来る赤い軒先が鮮烈である。すなわち とんとん。夜分であっても人の出入りが絶えない地場の要衝であると見た。

店内は市場の食堂のような大雑把な配置で、なかなか人情味がありそうな予感で隠しようの無い情緒がジワりとにじむ。ここは博多系であるから、無条件にバリカタにてオーダーを押し込む事となったのである・・。

さて、福山は広島第二の都市であるが、文化的には広島圏内とは言い難い。経済的な的な結びつきも含めて備後寄りで、古くは三河の流れも大いに汲むという。これは青森と八戸が別物であるのと同様で、気候風土や歴史的背景による影響は100年やそこらでは到底払拭できんということであろう。同様に、台湾と中国は頑張っても一つにはならないし、逆に北と南は同じようなものだから、さっさと合併してお互い慈しみ合うのがよろしかろう。

そんなわけで、俊足で届けられたのは王道的な博多ラーメンであった。シンプルにしてストイックないでたちは古武士。さっそくお手並み拝見といたしたい。

博多ラーメン

グイッと持ち上げるとバリカタの麺は良識の範囲内で硬く、ツーンとカンスイの刺激臭を撒き散らす。通常であればここでモワッと膨れ上がって異臭寸前の豚骨臭が本能を直撃するわけだが、当店においてはそのような強襲は無く、なかなか穏便な幕開けにて古武士の儀礼を垣間見た次第である。

スープ

博多の細麺は私などにとっては喜びそのものであり、この食感は忘れようにも努力で忘れられるものではない。この細麺がスープをまとわりつかせてひと束になり、その束と束の隙間に潜む適度な濃密さと動物臭さが彼の地の真骨頂であるのだ。

当店においてはゴリゴリ濃厚とか、極限のドロドロ、ブチくさとか、尖ったところは無く、それでいて博多独特の粘度は兼ね備えており、麺にまとわりつく質感は上等!ストレートに美味いという素美人のような美、言い換えれば昭和のエロスがある。これは決して一番にはならないが「俺の中では一番!」みたいな「固定客」を地味に稼ぐタイプか。目立たないぶん嫉妬の対象にはなりにくいが、よく見れば同伴と指名料がコンスタントに積み上がっている影の主役。こういうのが長続きするのであるな。

細麺

チャーシューはうっすらスライスでうっすら豚の風味。漬け込むような味付けでは無く、最小限の装飾で飾らない芸風をここでも示す。こういう時は胡椒が良い結果を生む場合があるが、今回は大した発展は見られず。辛味噌をぶち込んで一人火の山を往来する選択もあるのかもしれんが、今回はそこまで頭も回らず、そもそもテーブルに何があったのかさえも記憶が定かではないからいい加減なものである。

スープ

最終的には山場もなく、面白みには欠けるが安定磐石の玄人試合。気がつけば替え玉が飛び込んでいるのだから老獪な組み立てで古武士の圧勝ということであろう。

スープ単体でもなかなかに品があり、あと少し…と思わせる加減が上手い。ハマれば泥沼で、あとは延々と通いつめる人生が待ち受けるであろう。もちろんそういう人生も悪くない。

私などは星8つ。

ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
投票数 13 , 得点平均: 6.00
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ご意見番の声を聞け!

  1. とんとん行きました。

    東尾道の店舗です。
    昨年の10月10日に初めて行きましたが「とんとんの日」ってのに偶然遭遇。
    確か「替玉無限無料(当日のみ)」と金券¥300をいただいた記憶があります。
    替玉しましたが、1回で満足。
    界隈は尾道ラーメンが多いので豚骨は貴重ですね。
    良く出来た食べやすい豚骨ラーメンだと思います。

    高菜と紅しょうがとすりゴマとニンニク(確かあった)が置いてあります。
    ノーマルで食べ進んで、紅しょうが投入、替玉時に高菜投入。
    これで決まりでしょう。

    麺の硬さは「バリカタ」が良かったです。
    「ハリガネ」はスープを吸わないので私は好まないです。
    食感が好きって方もいらっしゃいますよね。

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