広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

とりの助 新天地店

とりの助 白そば
広島市中区新天地1-24
082-249-8805
平日 11:00~翌2:00
金土 11:00~翌3:00
日 11:00~24:00
年中無休

新天地の朝日ビール会館前、飲食店としては申し分無いエリアに店を構える。暖簾に『京都ラーメン』とあり、道路を挟んで旧宝塚会館脇に店を構える『天下一品』とは競合しそうな印象だが、こちらは店名にもあるように『鳥コンセプト』にて差別化を図っているようだ。

店に入れば券売機が出迎えてくれる。メニュー写真の見せ方が、良い意味でチェーン店らしく、どれも食欲中枢に働きかけてくるが、ここはデフォルトと思しき『白そば』にてオーダーを通す。

そもそも『白そば』とは何か? 調べてみたのだが詳細は不明。単に当店オリジナルのネーミングのようだ。メインの品として『鶏そば』(というか鶏ガラベース)があり、それを『白そば』と『黒そば』の二本出しで使い分けているみたいだな。

店内

で、店内だが、立地が立地だけに狭い。飲食スペースよりも外看板の方がデカいという、渋谷駅近辺に見られがちなガテン設計で、それでもスペースを最大源に活用しながら小綺麗にまとめているのはチェーン店のノウハウと言えるだろう。

ピークタイムを過ぎ、緩やかに時間が流れる中、計測 2:52:0、『白ソバ』がお目見えとなる。

白そば

店名や看板がサブリミナル直前の頻度でゴリ押しして来るように、見るまでもなく鳥である。白(というか黄色)のスープに水菜の存在が新鮮でまぶしく、元来『鳥』好きの私からすればこの時点でときめく。

口を付ければ、穏やかなチキンスープ風で、広島の地にあっては異文化と言える。かなりの量の野菜が溶け込んでいそうなヘルシー路線の中にあって、加水の多い太めのブヨ麺は優等生であると同時に、この地では明らかにマイノリティであろう。

鶏がらスープ

全般のテイストとしてとにかく穏健な路線でカドがない分、皆から愛されそうな無難な立ち位置だ。『肉そぼろ』はやはり鳥であり、くどさが無いので本隊の邪魔をすることが無い。で、チャーシューも当然『鶏チャーシュー』であり、特筆すべきところもないが淡白かつ穏やかな旨味系。スープ、そぼろ、チャーシューの三位一体による集合体にて顧客のハートを鶏一色に染め上げる寝技である。

鶏チャーシュー

そんな中で水菜だけは遊軍としてシャキシャキしているから、全般平凡ながらもとてもおいしく出来上がっている。鶏ガラ系は途中でバテる事が少なく体調に左右されないのがうれしい。しかし同時に、スープに潜むほのかな辛みがいい具合に隙間を埋めており、薄っぺらさもなくコラーゲン多数含有にて美容と胃袋に優しそうだ。

鶏そぼろ

別段これといったクライマックスも無いが、食べ始めの好印象のままゴールに至り、気がつけば上々の満足感にて店をあとにするのであった。

この会社の系列は『ばり嗎』やつけ麺の『風雲丸』をやっており、かつてはカレーのサンマサラをやっていた会社らしい。れっきとした地元企業ながらも『ばり嗎』は和歌山ラーメンだし、『とりの助』は京都ときた。しかも店舗全般が特濃をウリにしているのは、最初から既存店舗との衝突を避けた『隙間戦術』であり、経営としては明確なスジがあっていい。かなりの人数の雇用を産んでおり、その意味では優良企業と言える。

逆にいえば、はなから大規模チェーンとして拡大していく路線が決まっているから『いかに美味いものを出すか』ではなく、『いかに効率的なものを出すか』が原点にあるのは間違いないだろう。よって最初に低い品質のもの(最も効率のいいもの)があり、それをコストを見ながらブラッシュアップしていく、そして原価や回転率との兼ね合いで落としどころを探る…。すなわち在野のラーメン屋とは生い立ちが全く異なると言っていいだろう。

この店のジャンルと比較的近い品を出して来たのは大手町の道元だが、あちらは突き抜けそうに美味い+新鮮な驚き、さらには感動やリスペクトがあり、そこが個人店の最も熱いところであった。当店にはそういう魅せ場や濡れ場、クライマックスの要素が少ないのだが、そこは仕方ないと割り切るべきか。

気になるのは食品の材質や添加物、その他CSRに関わる点だが、そこは一度食べただけではよく分からん。とは言え、一般店の数倍はするであろうテナント料を考えれば、必ずどこかにしわ寄せが来ていることを、消費者全体で頭の片隅に置いておかねばならんだろう。

が、一言で言えば、うまかった。

星8つ。

外観

ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
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ご意見番の声を聞け!

  1. チェーン店ゆえの味付けでもありますが、けっこう好きです。
    大野にも店舗あり。ただ、ここは店舗によって味が変わる印象があります。

  2. 個人的にここの鶏つけそばが大好きです。
    一時期、関東で流行った魚介系こってりつけ麺です。
    広島人が食べ慣れているつけ麺と違うから受けないのでしょうか?

    私個人は関西人で、広島つけ麺には馴染みがありません。
    …というかあまり好んで食べません。嫌いではないですが。
    つけ麺は、こってりスープに太麺を絡めて食べる、
    そして最後はスープ割、ってのが好きです。

  3. 紙パックのインスタントスープ一確!
    化学調味料で舌が痺れますm(_ _)m

  4. 鶏そばは、チェーン店らしからぬ美味しさでした。

貴殿の声を聞かせてくれ!

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