広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

こがもん亭

広島県三原市皆実3-9-26
0848-67-7133
定休日:不明

三原であるにもかかわらず、そのローカルとは一線を画して大牟田を貫く生き様。すなわち『こがもん亭』。あちらの方言で、『こんなもんじゃ』の意であると解釈したい。

内装外装ともに往年のラーメン屋で、時代の超越間こそローカルの醍醐味であるな。メニューはシンプルなものだが、価格の安さは瞠目に値する。ここは大牟田チャーシュウ麺にて、かの地に一歩踏み込む。

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大牟田は県政的には福岡ではあるが、地理的にはほとんど熊本で、かの三池炭鉱の中核として文化圏、経済圏ともに博多とは別個の素性を持つ。一方で、三原は、元悪役商会で名を馳せた丹古母鬼馬二(たんこぼ きばじ)氏の出身として静かに知られるローカルの花。両者共通項がありそうで、多分無いだろうが、ともあれ計測2.35.5、大牟田チャーシュウ麺の登場となった。

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見た目は確かに熊本であるな。戦陣突破のメンタルが際立つ博多に比べると穏便な風情と言うべきか。早速箸をつける。

熊本の定番なのかどうかは知らない。が、クリーミーでほど良い濃密さは舌触りも良く、女性的で心が騒ぐ。麺は加水の多い弾力ある細麺で、針金や粉落としにばかり心が惹かれる博多の生き様とは随分と異なる。穏便だから奇抜さはなく、面白みは少ないが、広く愛される中道か。

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それにしてもこのチャーシューの分厚さと物量はどうか。チャーシュウ麺だから当然ではあるのだが、650円という価格を考えるとコストパフォーマンスは優秀そのもので、昭和の物価を彷彿とさせる強襲、いや郷愁。かつては10円だったチロルチョコが今は30円➕8%なのだから、ここに残された価値観こそ炭鉱時代の文化遺産であると評したい。

で、肝心のチャーシューだが、若干のしょっぱさはあるものの、穏便スープの中では妥当。脂身がぼってりした感もあるが、ローカル感が加速し、これも妥当かつ風格の一環と解釈。

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その流れで麺をかき込みつつ、交わるキクラゲのコリコリは定例のアクセントにして快楽。これに高菜とか紅生姜が参戦してくるから、後半はほとんど雑音状態だが、それもまた味わいであろう。

全体で見ると塩っ気がややオーバーな瞬間が何度か感じられたが、そこを麺が女性的に優しく包み込んで日暮れのような終幕となるのであった。博多系のラーメンをいかつい鉄火場の親父であると擬人化するならば、熊本は帰りを待つ淑女といったところか。三原だけにその存在も際立つ。

星7.5


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ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
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ご意見番の声を聞け!

  1.  こちらのサイト見て、行ってきました「こがもん亭」!

     一言で言うと「しょっぱくて美味しいラーメン」でした。

     「人によったらしょっぱく感じる」というレベルではなく、

     明らかに「スープとチャーシュウはしょっぱくしてあります」って感じですよね!

     毎日戦(いくさ)で汗かいてる野郎共にはピッタリのラーメンですね!
     
     美味しかったからまた行きたいです。

貴殿の声を聞かせてくれ!

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