広島市を中心としたエリアのラーメン事情を一方的に執筆

くれ星

広島県呉市中央1-9-4
0823-25-1104
月~金 11:00~14:30/17:00~22:00
土日 11:00~14:30
店休日 祝日

そごうも撤退し、どうしようもない寂寥が隠しきれない呉駅前の名店、すなわち『くれ星』。ここは煮干しラーメンが一押しであるが、いつの頃からか(というか最近だが)、『濃厚減塩麺』なるものが登場した。メニューには天下一品や仙八好きな方に!!というような連想ワードが記載されており、しかもどこかの有名シェフや湯崎知事がイチオシしているというのだから、ここはあええて路線をずらし『濃厚減塩麺』を論壇に乗せたい。当店独特の記述式オーダーにてチャレンジの意を伝えた次第である。

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それにしても注文直後からどうも寂しい。この寂寥感は往年との落差によるものであろう。広島で第二の都市といえば呉であった(福山は経済圏的に広島ではない)。 日露戦争当時は既に大本営が設置される国家の要衝であり、連合艦隊を率いた東郷平八郎も一時期呉鎮守府に赴任。肉じゃが発祥論争における『呉側の根拠』となっている。日露後に当の海軍大臣山本権兵衛が世界最大の造船ドッグを建造した事から、呉の軍港都市としての栄達が始まる。大和や武蔵を生み終えた大戦後も大型タンカーの世界需要を背景に大いに躍進し、自衛隊の駐屯地として一定の経済規模を維持し続けたという。が、21世紀に入り、造船不況、人口減、その他時代背景による失速をくらい、極め付けは菅原文太の死去である。それでも『新市役所建設』においては入札における『よくない噂』もちらほら聞かれ、どうにも時代に乗り切れずに飲み込まれていく往年の巨星の姿は、とにかく見るに耐えん。若手の台頭が程よく進む尾道との温度差も明暗のモデルケースだと言えなくもない。

そんな寂しさを払拭しようと登場したのが『濃厚減塩麺』である。

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見た目は異色というか、野菜たっぷり系で、確かに天下一品のようなドロドロ感がある。さっそく元気を頂くとしよう。

と、第一印象は生姜である。これは奇襲に近い。天下一品のドロドロは野菜由来だというが、こちらは相当に生姜が効いている。ドロドロのぶん、熱もこもるので生姜のヒリヒリが増幅されて序盤から波乱含みの出だしである。

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麺は普通、というか完全に生姜に飲まれて特筆すべき点を見失ってしまった。とは言え、決して足を引っ張る類ではなく、麺単体では一定以上の水準の役者。それ以外はワカメやブロッコリーと、展開がイレギュラーで、どうも調子が出ん。見ればなんとなくメニュー写真と違うので気持ちも幾分かトーンダウンしてくるのだが・・。

仕方なくチャーシュー、というか鶏の白身か。実はこの時点で早くも味覚があやふやになり、しかし同時に内側からカッカカッカと萌え始めているではないか。この短時間での発火具合はすさまじいな。減塩した分、生姜で間を埋めたら逆に火を噴くという何とも型破りな展開で熱い。

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見ればネギが盛ってあるし、ワカメも健在だから一気にかき込むも、ここはポタージュ状の野菜スープと一体化するだけで、結果的に生姜の一部へと融合が始まる。だいぶ食べ進むもいつまでも熱々だし、気がつけばスープも半分くらいまで飲み倒すほど全てが一体化しているのであった。

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総論として、起承転結、全てにおいて生姜の管制下にあるという一種の軍事政権。あったまるし元気になるので存在価値は高いが、どこか飛び道具のような側面もあり、話題先行の部分も無いとは言えまい。もちろん生姜好きにはたまらない一品で、冷え性、凝り性、甲斐性なし、その他、喝を入れたい御仁にとってはカンフル剤にもなり得る。趣旨が変わってくるが、あえて大型タンカーばりのチャーシューをぶち込めば満足度はグッと高まったかもしれない。

引き続き奮戦を応援したい。

これに関しては星6つ。

ノーコメントこれから頑張れ発展途上まだまだイケる並まあ良いのでは?なかなか美味いねこれは美味い!!広島最高峰広島の誇り★
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ご意見番の声を聞け!

  1. アタシ、呉のラーメンと相性悪いかもしれない…

    呉近くで用事があったので、終了後に駅前まで足を伸ばしてみました。
    評判悪くないここへ初訪問。正午より前の訪問だったため、余裕の着席&数量限定メニューも選び放題~♪
    その注文方法はなかなかの初見殺し。ラーメン+オプションをすべて注文用紙に書かなければならない。「一蘭」のさらにめんどくさいバージョン。
    ラーメン種類も少なくない。オプション内容も、麺の種類、麺の固さ、スープの種類、チャーシューの有無、etc…を複数の選択肢から選ぶこと6項目くらい?むむむむ…めんどくさい。
    ええと、まずは基本のラーメンを数字でチョイスね。ん~、限定メニューで【人気】って書いてある⑥番「濃厚くれ星麺」、これにしよう。
    オプション。麺の種類は「中細麺」、固さは「固め」、スープは…あ、このラーメンは選ばなくていいみたい、それとチャーシュー有無と、サービスで大盛りかサラダを選べて う わ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ! もーいい!テキトー!選択肢「普通」!「普通」!!「普通」!!!(泣)
    書き終えて、それを店員さんに渡すと注文完了。はぁ…

    で、ブツ登場。
    なかなかに濃厚そうな。背脂がプカプカしてる。降りかかる魚粉。そして(未確認だった私が悪いのだが)天敵のわかめが…orz
    ま、いいや。いざ実食!ズズズッ!

    …(無言)
    スープがざらついてる…。

    「ホームラン」では骨粉だったけど、これは何が入ってンだろ?やっぱ粗めに引いた煮干し?つーか、呉のラーメンスープってざらつくのが普通なの?←無知ゆえの暴言。
    ベーススープは煮干し系だそうだけど、煮干しの香りは…皆無?いや、飲みきった後口にわずかに…なんだこれ?そもそもの風味が何とも言いようのない…大きくはそれこそ「天下一品」とかの方面なんだけど、その奥に…なんだろ?磯?そんな感じ。
    チョイスした固めの中細麺がまた…。なんかボソボソしてる。私にはスープと合わないように感じました。む~…
    具材。チャーシュー旨かった…これ救い。でも小さいの1切れがスープに沈んでるだけという…ゴメンナサイ。←なぜか謝りたくなった。
    わかめ?一口で合わないことを再確認。ゴメンナサイ。←さらに謝りたくなった。

    具材かき込んで、スープほぼ飲まずに退店。
    少なくとも煮干しっぽくはなかったなぁ。他のメニューならもうちょっと煮干しイケるのかしら?

  2. 大和ミュージアムに向かう途中、駅からの高架歩道から見える煮干しラーメンの文字。
    一旦戻って食べてから向かうw

    煮干しラーメンというと、一昔前渋谷を中心に鹿児島まで多店舗展開しながらも消えていった「時代屋」や浅草の青森県発祥のラーメン屋を思い浮かべたが、それらに比べると煮干し感は乏しかった。香りも乾物くささはないが、浜辺くさい。

    うーん。パンチ力不足。ただ不味くはない。
    超煮干しラーメンの名前に身構え過ぎた。

    チャーシュー麺を選択したが、最初見つからず焦ったw
    沈めるのは自分でやるから、最初は見せて。

    しかし、大和ミュージアムがっかり。
    何、あの軽薄なスカスカ感。安物のインスタントスープのよう。模型をただ主張したいのか。
    ミリオタも満足させられないだろう。大量の見学者を捌くため、解説を敢えてしてないな。マイ広島がっかり名所認定。鹿児島の知覧の特攻記念館の方が胸にズシリとくる。
    無料の鉄のくじら館のがまだまし。

貴殿の声を聞かせてくれ!

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